内容説明
介護現場の立場、制度の合理的運営を踏まえた上で、持続可能で良質な介護サービスを実現するためにどのような策を講じるべきか。スウェーデンの税方式による介護システムを徹底的に分析し、新たな視角を提供する。
目次
政治経済の視点からみる高齢者介護とその特質
第1部 高齢者介護の歴史的整理(戦前の老人扶養とその論点;老人ホーム主義から在宅介護主義への転換;福祉国家の拡大とホームヘルプの編成)
第2部 供給多元化と介護ガバナンス(介護サービス供給多元化と国の政策;供給多元化とコミューンの介護ガバナンス;グローバル資本主義とローカルデモクラシー―カレマケア報道からの考察;サードセクターと介護サービス供給;介護サービスの供給と編成)
著者等紹介
斉藤弥生[サイトウヤヨイ]
1964年東京生まれ。学習院大学法学部卒業後、スウェーデンルンド大学政治学研究科に留学、1993年に大阪外国語大学助手(スウェーデン現代社会論)に着任、講師、助教授を経て、2000年に大阪大学大学院人間科学研究科助教授、2013年より大阪大学大学院人間科学研究科教授(福祉社会論)。専門は社会福祉学(比較福祉研究、高齢者介護研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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