出版社内容情報
世界中の石や火山・温泉を調べると見えない地球が見えてくる!地球の成り立ちを中心に語るたのしい地球の科学地球のことはどのように調べられ、どこまでわかっているの? 地球科学で大きな活躍をする「同位体科学」では世界各地の火山や温泉、海洋などから実験材料を集めて研究しています。そうして分かってきた地球の成り立ちを中心に、地球の内部構造、地震、火山や温泉の種類、生命の誕生、環境の変化など、いまやヘタウマとも評価されファンを集めるイラストを著者自身が描きながら研究者の冒険談を交えてたのしく教えます!
はじめに
第1章 地球の構造と地震
1 地球の形とその構造
2 地球表面を覆うプレートとは?
3 さまざまなタイプの地震
4 プレート運動は変化する
5 プルームテクトニクスって何?
6 地震から地下の構造を探る
7 地震予知の方法と可能性
コーヒータイム1 マダガスカル調査こぼれ話
第2章 火山と温泉でわかる地球の活動
1 火山はどのようにしてできるのか?
2 地域による火山岩の成分の違い
3 噴火予知と溶岩の流れを制御する方法
4 太平洋の島々の火山からわかること
5 富士山の噴火の歴史と今後
6 地球内部からの熱を測る
7 温泉の定義と成因
8 温泉の種類と効用
コーヒータイム2 火山学者のお宅訪問
第3章 同位体からわかる地球の歴史
1 地球の現象を調べる同位体科学とは?
2 同位体科学で何がわかるのか?
3 年代の測り方
4 偽の年代とさまざまな年代
5 地球内部の元素の同位体比でわかること
6 地球の大気と海洋の特徴
7 大気と海洋はいつどのようにつくられたのか?
8 地球の希ガス同位体内部構造と大阪モデル
9 地球の「失われたキセノン」問題
10 地球の希ガス研究におけるネオンのなぞ
コーヒータイム3 イースター島のディスコ
第4章 自転と公転に関係するふしぎ
1 季節が生じるわけ
2 日付変更線のふしぎ
3 時計の針はなぜ右回り?
4 コリオリの力と台風の渦
5 波と海流のひみつ
6 潮の満ち引き
7 地球の磁場はどうして生じるのか?
8 磁極は移動し逆転する
コーヒータイム4 アメリカの海洋調査船乗船記
第5章 地球と生命の過去と未来
1 生命はいつどこで生まれた?
2 生物の進化と地球環境の変化
3 斉一説と恐竜の発見
4 太陽光線と生物
5 人間の産業活動により変化する大気
6 地球の温暖化
7 海面上昇と水のふしぎ
8 地球を大切にしよう!
コーヒータイム5 地球科学調査は危険
おわりに
松田准一[マツダジュンイチ]
松田准一
1948年兵庫県生まれ。東京大学(物理学科)、東京大学大学院(地球物理学専攻)を修了。理学博士。専攻は宇宙地球科学。神戸大学助手、助教授、大阪大学助教授、教授を経て、2012年に退職。現在、大阪大学名誉教授、国際隕石学会フェロー。日本地球化学会元会長。2013年東京藝術大学美術学部芸術学科に入学するが、2016年に中途退学。研究においては、日本地球化学会賞、三宅賞、Geochemical Journal論文賞、教育においては、大阪大学教育・研究功績賞、大阪大学共通教育賞などを受賞。
著書に『隕石でわかる宇宙惑星科学』(大阪大学出版会)などがある。ツイッター(@jkm0603)で日々の生活の様子も発信。
内容説明
世界中の石や火山・温泉を調べると見えない地球が見えてくる!
目次
第1章 地球の構造と地震(地球の形とその構造;地球表面を覆うプレートとは? ほか)
第2章 火山と温泉でわかる地球の活動(火山はどのようにしてできるのか?;地域による火山岩の成分の違い ほか)
第3章 同位体からわかる地球の歴史(地球の現象を調べる同位体科学とは?;同位体科学研究で何がわかるのか? ほか)
第4章 自転と公転に関係するふしぎ(季節が生じるわけ;日付変更線のふしぎ ほか)
第5章 地球と生命の過去と未来(生命はいつどこで生まれた?;生物の進化と地球環境の変化 ほか)
著者等紹介
松田准一[マツダジュンイチ]
1948年兵庫県生まれ。東京大学(物理学科)、東京大学大学院(地球物理学専攻)を修了。理学博士。専攻は宇宙地球科学。神戸大学助手、助教授、大阪大学助教授、教授を経て、2012年に退職。現在、大阪大学名誉教授、国際隕石学会フェロー。日本地球化学会元会長。2013年東京藝術大学美術学部芸術学科に入学するが、2016年に中途退学。日本地球化学会賞、三宅賞、Geochemical Journal論文賞、教育においては、大阪大学教育・研究功績賞、大阪大学共通教育賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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