阪大リーブル<br> 世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ―12人の専門家が「世阿弥」を語る‐講演・対談集

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阪大リーブル
世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ―12人の専門家が「世阿弥」を語る‐講演・対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872594393
  • NDC分類 773.2
  • Cコード C1374

出版社内容情報

世阿弥生誕650年を記念し大槻能楽堂で行われた、世阿弥とその作品について、専門家による最新の知見が盛り込まれた講演集。世阿弥生誕650年を記念し、2年にわたって大槻能楽堂で行われた講演や対談から、世阿弥にかかわるものを採録。世阿弥とその作品について、専門家による最新の知見が盛り込まれた貴重な講演とトーク集。著名文化人の世阿弥観にもふれることのできる、上質の能の手引き書。

刊行にあたって

「能」に期待する

世阿弥にどう向き合うか



<strong>第一部 世阿弥の人と芸術</strong>

世阿弥、その生涯

『頼政』をめぐって



世阿弥、その作品と芸風

『恋重荷』をめぐって



世阿弥、その理論

『班女』をめぐって



世阿弥、その先達と後継者

『融』をめぐって



世阿弥、その環境

『井筒』をめぐって



<strong>第二部 世阿弥の能、その魅力</strong>

世阿弥と私

『実盛』―世阿弥が確立した「軍体」の能

『松風』―世阿弥が仕上げた「幽玄無上」の能

世阿弥の亡霊(シテ)演出法

「記念能」を語る



能作史年表

本書のもとになった大槻能楽堂自主公演企画一覧

編集をおえて

大槻文藏[オオツキ ブンゾウ]
大槻文藏
能楽師。シテ方観世流。重要無形文化財総合指定保持者。一九四七年「鞍馬天狗」にて初舞台、以降、三老女などで数々の披演とともに、復曲能、新作能にも積極的に携わる。紫綬褒章、旭日小綬章、日本学賞など受賞多数。公益財団法人大槻能楽堂理事長。

天野文雄[アマノ フミオ]
天野文雄
京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長。大阪大学名誉教授。著書に『翁猿楽研究』『能に憑かれた権力者』『現代能楽講義』『世阿弥がいた場所』『能苑逍遥(上中下)』、共編著に『能を読む』全4 巻。観世寿夫記念法政大学能楽賞、日本演劇学会河竹賞、木村重信民族藝術学会賞。

鈴木忠志[スズキ タダシ]
鈴木忠志
演出家。富山県利賀村に劇団SCOTの本拠地を置き、世界各国での上演活動や共同作業など、国際舞台に活躍の場を持つ。利賀村には七つの劇場、稽古場、宿舎等があり、世界中から演劇人が集い、活動している。岩波ホール芸術監督、演劇人の全国組織・舞台芸術財団演劇人会議初代理事長などを歴任。著書多数。

観世銕之丞[カンゼ テツノジョウ]
観世銕之丞
能楽師。シテ方観世流。故八世観世銕之亟静雪(人間国宝)の長男。重要無形文化財総合指定保持者。1960年初舞台。2002年、九世観世銕之丞襲名。紫綬褒章、日本芸術院賞など受賞。海外公演も多数。公益社団法人銕仙会代表。京都造形芸術大学評議員。都立国際高校非常勤講師。

宮本圭造[ミヤモト ケイゾウ]
宮本圭造
法政大学能楽研究所教授。大阪大学大学院文学研究科修了。能の歴史や能面の研究に加え、中世?近世の日本芸能史も研究。著書に『上方能楽史の研究』等。同書により第1 回林屋辰三郎芸能史研究奨励賞・第28 回観世寿夫記念法政大学能楽賞等受賞。

松岡心平[マツオカ シンペイ]
松岡心平
東京大学大学院総合文化研究科教授。世阿弥および能を中心とする日本の中世芸能・中世文学を専門とし、『宴の身体 バサラから世阿弥へ』、『中世芸能講義』等、関連著書多数。全四巻の『能を読む』シリーズの編集委員。財団法人観世文庫の理事も務める。

渡邊守章[ワタナベ モリアキ]
渡邊守章
東京大学及び放送大学名誉教授。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター前所長。同客員教授。専攻、表象文化論(フランス文学、演劇)。演出家。主要著書『ポール・クローデル― 劇的想像力の世界』、『越境する伝統』。主要訳書『繻子の靴』『マラルメ詩集』。主要演出作品ラシーヌ『フェードル』。

大谷節子[オオタニ セツコ]
大谷節子
成城大学文芸学部教授。世阿弥が「能」という文学をいかに確立したか、という視点で書かれた『世阿弥の中世』をはじめ、『素謡の場―京観世林喜右衛門と田・月渓』、「狂言「釣狐」と『無門関』第二則「百丈野狐」」など、能や狂言に関する著書・論文を発表。

田中貴子[タナカ タカコ]
田中貴子
国文学者。池坊短期大学国文科専任講師、梅花女子大学文学部助教授、京都精華大学人文学部助教授などを経て、2005 年より甲南大学文学部教授。専門は鎌倉時代から南北朝時代の説話や仏教文学の研究。近著に『中世幻妖 近代人が憧れた時代』。

梅原 猛[ウメハラ タケシ]
梅原 猛
哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

馬場あき子[ババ アキコ]
馬場あき子
歌人。日本芸術院会員。昭和女子大学日本文学科卒業。在学中より歌誌『まひる野』に拠り作歌。現在、歌誌『かりん』主宰。朝日歌壇選者。読売文学賞ほか、毎日芸術賞、朝日賞、紫綬褒章、日本芸術院賞など受賞多数。歌集の他に歌論・研究書など多数。

山折哲雄[ヤマオリ テツオ]
山折哲雄
宗教学者。東北大学助教授、白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを経て、現在、国際日本文化研究センター名誉教授。『日本宗教文化の構造と祖型』、『神と仏』、『日本人の霊魂観』、『日本人の宗教感覚』など著書多数。

大槻文藏[オオツキ ブンゾウ]

天野文雄[アマノ フミオ]

内容説明

世阿弥生誕650年記念企画として、2年にわたって大槻能楽堂で行われた講演や対談から、世阿弥にかかわるものを採録。著名文化人の世阿弥観と専門家の最新の見解からなる上質の能の手引き書。

目次

「能」に期待する
世阿弥にどう向き合うか
第1部 世阿弥の人と芸術(世阿弥、その生涯;『頼政』をめぐって;世阿弥、その作品と芸風;『恋重荷』をめぐって;世阿弥、その理論;『班女』をめぐって;世阿弥、その先達と後継者;『融』をめぐって;世阿弥、その環境;『井筒』をめぐって)
第2部 世阿弥の能、その魅力(世阿弥と私;『実盛』―世阿弥が確立した「軍体」の能;『松風』―世阿弥が仕上げた「幽玄無上」の能;世阿弥の亡霊(シテ)演出法
「記念能」を語る)

著者等紹介

大槻文藏[オオツキブンゾウ]
公益財団法人大槻能楽堂理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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MOONIN

1
能といえば世阿弥と反射で名前が浮かぶけど、世阿弥がどんな人物で何を伝えたかったのかは全く知らないので、読んでみた。講演記録なのでまとまった論ではないけど、とても面白く読めた。禅との関係や、当時の社会環境との絡みで能の内容を見ると、単にストーリーを追うだけではわからない部分が見えるんだなあ。研究者の方も、役者の方も分からないまま見たり演じたりしてるのか分かって面白い。2022/04/26

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