目次
第1章 隕石がやってくる宇宙とは?(宇宙の構成;宇宙の広がり ほか)
第2章 隕石の故郷である太陽系(太陽系について;岩石の惑星とガスの惑星 ほか)
第3章 隕石・彗星のふしぎ(流れ星と隕石;隕石の落ち方とその量 ほか)
第4章 ロケットと宇宙探査(ロケットの飛行法;人工衛星 ほか)
著者等紹介
松田准一[マツダジュンイチ]
1948年兵庫県生まれ。東京大学(物理学科)、東京大学大学院(地球物理学専攻)を修了。理学博士。専攻は宇宙地球科学。神戸大学助手、助教授、大阪大学助教授、教授を経て、2012年に退職。現在、大阪大学(大学院理学研究科)名誉教授、国際隕石学会フェロー。日本地球化学会元会長。研究においては、日本地球化学会賞、三宅賞、Geochemical Journal論文賞など、教育においては、大阪大学教育・研究功績賞、大阪大学共通教育賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mae.dat
203
天文学は殆どが観測と理論で、隕石は数少ない実物サンプルを用いた研究で、特筆出来そう。タイトルからも、『「隕石」でわかる宇宙「惑星」科学』なのかと思ったのですが、あれあれ?隕石を観察して、だから惑星は〜って帰結の解説がなかった様な。4章立てで構成されてますが、隕石に特化しているのは第3章のみで、他の章は別の本に譲っても良いのになぁ。と思わなくもなく。(´๑•_•๑)。 ウィドマンシュテッテン構造の隕鉄欲しいなぁ。ネットで販売してる隕石は偽物か?と聞かれるそうですが、大体大丈夫そうと言うのは安心感増しますね。2021/10/02
ma-san
2
物理知識がないためかなり内容が難しかった。中学高校時代の自分は何をしてたのでしょうか。宇宙は泡状に銀河が分布されてて、隕石には3種類があって、同位体を比べると色々なことがわかる!ぐらいのざっくりさしかとりあえずは理解できず。語り口やイラストの緩さに比べて内容はかなり専門的な気がしたのですが、若いときの勉強不足が起因してるの?判断できず。内容とは離れるけど、自分の興味は事象そのものではなくて、事象に対して人間がどう振舞うのか、というほうが興味あるのかな。2017/03/12
柏原 輝彦
1
岩石と鉄は比重が倍ほど違います。この二つのものを均等に混ぜ合わせることは、無重力下でないとできません。石鉄隕石の存在が隕石が宇宙の無重力下でできたという証拠になっています。隕石らしいということになれば、今度は元素の同位体比を測定します、もし隕石なら先に述べた宇宙線による原子核の破砕反応が宇宙空間で起こっているので、同位体比が通常の太陽系の平均値からずれることになり、この同位体比の異常があれば間違いなく隕石ということになります。2019/03/05
1484h
0
本の見た目と語り口の緩さに反して、「Q」の説明などかなり専門的な話もところどころ含まれる、しっかりした内容。2016/02/24
YNR
0
宇宙空間、隕石、移住まで、わかりやすく議論されている。2018/10/10