内容説明
法学と経済学は歩み寄ることができるのか。情報量や交渉力格差のある市場における紛争解決について、法学的アプローチとともに、計量経済学、ゲーム理論などの経済学や統計学の手法により実証的に分析する意欲的論考。
目次
第1章 法律と経済の基礎問題(法律と経済の目的意識の違い;「法と経済学」の実用性と発展 ほか)
第2章 交渉力の格差の下での紛争とその解決策(法と市場の関係;訴訟制度の意義と弊害 ほか)
第3章 企業活動に起因する紛争とその解決策(企業の発生;企業の法人格と企業形態 ほか)
第4章 投資家に起因する紛争とその解決策(企業と家計の資金循環;デット・ファイナンスとエクイティ・ファイナンス ほか)
著者等紹介
三好祐輔[ミヨシユウスケ]
1972年大阪府で生まれ、香川県で育つ。2003年京都大学経済学研究科博士後期課程修了。同年京都大学経済学博士号を取得。京都大学経済学研究科21世紀COE研究員を経て、佐賀大学経済学部准教授。全日本空手道連盟初段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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