目次
1 講義(シンボルとアレゴリー;教養小説の系譜;口語文体/パラタクシス/イニシエーション;ギリシア・ローマ神話;書簡体小説と視点;話法と意識の流れ;西洋文学のなかのキリスト教;短編連作;古典主義とロマン主義;インターテクスチュアリティ;ユートピア文学の系譜;オリエンタリズム;メタフィクション;マイナー文学)
2 名作味読セミナー(フランス文学―スタンダール『赤と黒』;イギリス文学―スウィフト『ガリヴァー旅行記』;ドイツ文学―トーマス・マン『ブッデンブローク家の人びと』;アメリカ文学―メルヴィル『白鯨』)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
14
めちゃくちゃ!!!面白かったです。飛行機内で熱中して読み、どん!という振動で着陸していたことに気付くくらい。シェイクスピア以外の文学関連書としては、久々のヒットです。大阪大学のテキスト・・・って、こんなにも優れた書を使っての講義があるのですか。潜入したくなります。ホーソーンの「ヤング・グッドマン・ブラウン」は読んでみよう。何気ないことが取り上げられ、今まで気付かなかった視点から文学を読める。こんな本を使って授業をするならば、誰もが文学好きになってしまいそうですね。出版してくれて有難い限り。2012/03/08
ラウリスタ~
5
一学期分の共通教育の教科書として作ったらしい。仏文に関しては新たな発見といったものは特になかったが(二年も教わってるので)、独文、英米文学がなかなか面白かった。地味にほとんどの作品は読んでいた。スタインベックやらのアメリカ文学の立ち位置と重要性がわかりやすくまとめられている。英米文学の方は幅広く興味を喚起してくれそう。問題が現実にも直結してるから。仏文に興味を持つ人っているのかなと、自己完結してる感があるから。2012/01/02
すむるとろん
0
返却期限が来てしまい、パート2は読めずだったが、パート1だけでも非常に楽しめました。共通教育シリーズでこの内容はかなり充実してる。いずれまた購入して読み直したい。2013/01/15
skt468
0
他学部の初等教科書読むのがいちばん面白かったりする2020/08/12