内容説明
ビルマの竪琴が奏でた歌謡を探究。18~19世紀に新しい調律方法を用いた創作を多く行ったウー・サに注目し、その創作活動がジャンル分化の端緒となったことを明らかにする。
目次
序章 問題の所在
第1章 歌謡集編集と歌謡ジャンル区分
第2章 調律種と歌謡ジャンル
第3章 創作技法と歌謡ジャンル
第4章 ウー・サの創作におけるジャンル概念
第5章 歌謡ジャンル形成―「タンザン(新奇な音)」からジャンルへ
終章 結論
著者等紹介
井上さゆり[イノウエサユリ]
1972年生まれ。鹿児島県出身。1994年、東京外国語大学外国語学部ビルマ語専攻卒業。2007年、東京外国語大学大学院地域文化研究科地域文化専攻博士後期課程修了。博士(学術)取得。現在、大阪大学世界言語研究センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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