内容説明
学力保障と仲間づくり。「しんどい子を中心とする学級・学校づくり」という関西の伝統を踏まえ、15人の関係者が新しい学校文化を力強く提言する。
目次
第1部 中学校の挑戦(学力保障の根底にあるもの―豊かな人権学習と集団づくり;教職員も子どもたちも育つ学校づくり―集団づくりを力にして;ユニット制という実験―学力向上をはかる集団づくりのアプローチ;特別支援教育に同和教育の視点を―子どもの課題をどう見るか)
第2部 高校の挑戦(「先端でもあり、途上でもある」―高校版「UD化」宣言;新しい「物語」づくり―高校の挑戦;教育の総和としての進路の実現―大阪府立高校における進路保障の取り組み)
第3部 教育行政の挑戦(小中連携による学力格差をこえる取り組み;「茨木っ子プラン22」―学力向上のPDCAサイクル;学力・学習状況調査をどう活かすか―学校改善の具体的方略;学校づくりに市教委は何ができるか)
第4部 教育研究者の挑戦(「安心」と「勇気」をつくりだす組織;今日的課題に応える次世代教員を育てるために;学力保障の展望;同和教育の精神を学校づくりにどう生かすか)
著者等紹介
志水宏吉[シミズコウキチ]
1959年生まれ。教育学博士。大阪教育大学教育学部助教授、東京大学教育学部助教授等を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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