内容説明
世界の国際私法のあり方に大きな影響を与えてきたアメリカ国際私法の動向を、その主要な問題について紹介、検討し、わが国の国際私法がどのように受け止めるべきかを論考する。国際私法第一人者が、法選択方法論を中心に研究成果を集大成。
目次
第1章 アメリカ国際私法における当事者自治の原則―学説の推移と第2リステイトメントを中心に
第2章 渉外労働契約における競業禁止約款―アメリカ国際私法における展開
第3章 ハーグ国際私法条約とアメリカ国際私法
第4章 アメリカ国際私法における法選択に対する憲法上の制限
第5章 商標法の域外適用と属地主義―アメリカにおけるBulova判決とその後の展開を中心として
第6章 アメリカ国際私法の潮流
著者等紹介
松岡博[マツオカヒロシ]
1939年大阪市旭区に生まれる。1961年大阪大学法学部卒業。1981年大阪大学法学部助手・助教授を経て、同教授。1990年大阪大学学生部長。1993年大阪大学法学部長。1994年大阪大学副学長。2002年帝塚山大学法政策学部教授。2003年帝塚山大学法政策学部長。帝塚山大学学長/大阪大学名誉教授。専攻は国際私法・国際取引法。所属学会:国際私法学会(理事)、国際法学会(名誉会員)、国際経済法学会、国際法協会(日本支部理事)、日米法学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。