内容説明
現在の先端科学技術が求めている“物づくり”の心髄は、原子配列の操作による電子状態のコントロールといっても過言ではなく、神の摂理に忠実な、「原子を操る―究極の物づくり」―いわゆるサイエンスに立脚した「原子論的生産技術」こそが二十一世紀の物づくりなのである。
目次
第1章 平らな表面に挑む―原子スケールで平滑な表面を創成する
第2章 機能する薄膜を作る―高機能を超高速で
第3章 究極の電子デバイスをめざして
第4章 物の表面を見る―物づくりのための表面計測
第5章 原子操作によるナノファブリケーション
第6章 コンピュータの中での物づくり―加工現象のコンピュータシミュレーション
著者等紹介
森勇蔵[モリユウゾウ]
1940年生まれ。工学博士。1963年大阪大学工学部精密工学科卒業。現在、大阪大学大学院工学研究科教授
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