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内容説明
緊急解明、メディアは何を論じ、何を伝えてこなかったのか。徹底した国民的議論のために今、大切なことは何か。
目次
第1章 「想定」されていた原発事故
第2章 原子力開発における言論抑圧と安全神話の形成
第3章 低線量被ばく報道はこれでいいのか
第4章 原子力、報道と広報の限りなき同化
第5章 原発労働者“被曝”の実態
第6章 「原子力安全キャンペーン」の系譜と「がんばろう日本」の仕掛け人
第7章 「脱原発」の声と運動はどう報道されたのか
第8章 バラ色の原発推進論とメディアの責任
資料編 メディアが重視しなかった大切な声明集
著者等紹介
丸山重威[マルヤマシゲタケ]
元共同通信社編集局次長・情報システム局長、ジャーナリスト、関東学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rubik's
32
★★★☆☆2019/07/21
竹園和明
3
国策で進めてきた原発が事故を起こし、それまで一切報道されていなかった数々の隠蔽や現場作業の実態が暴露された。経団連などという何の役にも立たない老人クラブや自民党が電力会社と結託して描いた安全神話が、実は虚像だった事はわかった。しかし別な問題として、今までのメディアの姿勢に責任はないのか。権力にひれ伏してきたメディアに対する痛烈な批判集がこれ。原発をめぐり国と闘ってきた佐藤栄佐久知事が抹殺されると、彼への誹謗中傷に終始した報道各社。この国の報道とは、正義感のカケラもない風見鶏だと言うことを痛感した一冊。2014/12/20
kumonosuke
2
マスコミも電力会社、財界とグルとなり、原発推進はとなっては国民は本当の情報が入手できなくなってしまう。ジャーナリストとしての根幹にかかわる問題であると思う。2014/04/16
きくえ
0
こういった報道はテレビや新聞などの大きいメディアでは全然取り上げていないので、知らなかったなと思うことが沢山ありました。 事故後一年たって、この本が出版されたときよりいろいろなことがわかってきましたが、わかってきても解決は遠く、福島第一原発にいろいろなことを思います。2012/06/14
おね様
0
3.11後の大きな流れ。世間的には少し話題性は薄れているのかもしれない。 この本は大枠で原子力がどのように導入されて今に至るのかがわかる。2012/04/23