私の1960年代

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865720044
  • NDC分類 377.96
  • Cコード C0036

内容説明

富国強兵から総力戦、そして高度成長へ。反戦の問われるいま東大闘争とその源流。近代日本の科学技術を語る。

目次

大学入学直後の六〇年安保闘争
高度成長と理工系ブーム
宇宙開発という政治ショウ
六二年の大学管理法反対闘争
地球物理学という学問
処分撤回闘争と時計台前座り込み
物理学会の米軍資金をめぐって
科学技術の進歩をめぐって
東大ベトナム反戦会議のころ
王子闘争の衝撃と所さんの死〔ほか〕

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年大阪生まれ。60年大阪府立大手前高校、64年東京大学理学部物理学科卒業、同大学大学院博士課程中退、駿台予備学校勤務、科学史家、元東大全共闘代表、「10・8山崎博昭プロジェクト」発起人。『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003年)でパピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛 飢男

28
東大全共闘議長だった筆者が冷静な目で大学紛争を総括した本。単なる懐かしさで手に取ったけど収穫は多い。 60年代紛争のみならず東大を基軸とした近代史を読んでいるような感覚。長年予備校教師を生業している関係上、池上さんのように非常に噛み砕いた解説は理解しやすい。全て賛同とは言えないがこのような視点で物事を見るのも有かと思います。 若い方にも読んで欲しいですね。2016/02/19

もりくに

25
この本は「あの頃はやんちゃでさー」などという自己批評性のかけらもないホラ話とは、志の高さにおいて比べ物にならない。著者の山本義隆さんは、元東大全共闘代表、科学史家、予備校講師。今までは回顧談のようなものを公にする気はなかったが、「今の時代にあって、それなりに意味があるのではないか」と控えめに述べている。彼が今の時代に、非常に強い危機感を持っていることが伝わってくる。テーマが半世紀も前のことなので、文字通り「ていねい」に説明されている。「創ることなく飾ることなく、背伸びせず、率直に」語った講演が下敷き。2017/06/27

Sunlight

9
50年後の「知性の叛乱」。凄過ぎて言葉が出ません。 題名から私記かと思いきや当時の話はもちろんのこと、日本の戦前戦後の「科学技術」の発展に関する国家と大学との歴史を辿り、その過程における東大と国のありかたを厳しく批判しています。もうそれだけで十分面白いのですが、そこから自然に敷衍しての原子力行政に関する記述まで。丸山眞男の話は特筆すべし。2017/01/08

koji

9
敬愛する山本義隆先生の回顧録です。私はずっと東大闘争の意義が不明でしたが、本人の口から語られている所では、①バリケード内に新しい共同体を創り出し自己権力への一歩を踏み出したこと、②科学技術の進歩を絶対的善とするイデオロギーの継承に対する批判を大衆的レベルで始めたことです。①では、封鎖を解除した加藤総長(何という政治的人物)の深謀遠慮に鳥肌がたちました。②は、実験室科学を産業に応用することは出口を考えない事という批判と軍産学官連携が戦後も継承され科学を金塗れにする堕落を招いたとの論拠には得心がいきました。2016/03/20

trazom

7
東大全共闘の委員長であった山本義隆さんの「私の1960年代―樺美智子・山崎博昭追悼―」という講演を下敷きにした本である。学園紛争の語り部としての山本さんの話を読みたくて手にしたが、むしろ、科学史家としての山本義隆さんの見識に感激させられる結果となる。「ラッセル・アインシュタイン宣言」と「パグウォッシュ会議」との本質的な違い。科学技術という言葉は日本にしかなく、西欧において科学と技術は別物。「19世紀後半に科学が工業社会の生産力に格下げされた」(ハーバーマス)。「科学」に対する山本さんの強い思いがわかる。2016/02/13

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