出版社内容情報
「雪崩事故」報道に警鐘!
雪崩事故の多くは《人災》である!
雪に埋まった最愛の息子―その死の真相を求めて母は「県(知事)」を訴える裁判を起こした。「雪崩は自然災害という常識」を覆した5年裁判の核心を明らかにする、山岳&法廷ノンフィクション
2017年3月栃木那須岳、高校生・教員の雪崩事故――
いまなお雪崩事故が相次ぐのは、本書の裁判の結果・成果が生かされていないからである!
科学的な知見、親子の熱い人間ドラマ、「雪崩は自然災害」として幕引きを図る県、型破りな弁護士の執念……、人間の覚悟と情熱と優しさを描き切った臨場感あふれるヒューマンドキュメント。
内容説明
雪に埋まった最愛の息子―その死の真相を求めて母は「県(知事)」を訴える裁判を起こした。「雪崩は自然災害という常識」を覆した5年裁判の核心を明らかにする、山岳&法廷ノンフィクション。
目次
突然の訃報
雪崩その時
翌朝、雪崩現場に立つ
母と息子のHISTORY
雪崩は自然現象か?
雪崩現場の囁き―提訴への転換
裁判官、雪山に立つ
天災か人災か
生還者、証言台に立つ
組合の山動く
SL機関士から弁護士に
雪山専門家証言
18万筆の署名
判決
雪崩裁判の源流
著者等紹介
泉康子[イズミヤスコ]
1937年、満洲新京(現中国長春市)生まれ。熊本県立第一高等学校を経て、1958年、早稲田大学第二文学部入学。在学中、60年安保闘争を闘い、1965年卒業。その後、新日本文学会ルポルタージュ研究会に入会。1976年、のらくろ岳友会を結成。劔岳、黒部下の廊下、槍、穂高、北岳を中心とする山行(半数は単独行)を続けながら、機関誌“のらくろ達”を編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
100名山
karimero
青いランプ
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