内容説明
「記憶に残る」作詞家・深層心理学者きたやまおさむと、デビュー50周年、日本を代表する音楽評論家富澤一誠が、きたやま作品の再検討や「旅の歌」の考察を通じて、時代性、旅の思想、生きることの意味、老いや死など、社会・文化の深層を読む。
目次
第1章 「きたやま作品」の再発見(記憶に残る作詞家「きたやまおさむ」;「帰って来たヨッパライ」をあらためて解読する;「風」の時代;「白い色は恋人の色」を京都で作った意味 ほか)
第2章 「旅の歌」の思想―「終着駅」が見えないから面白い(なぜ「旅の歌」が作られたのか?;「旅」をきっかけにして)
第3章 旅する音楽人生(「コブのない駱駝」の謎;名曲たちの深層;時代とともに旅するということ;ロンドン留学で得たもの ほか)
著者等紹介
きたやまおさむ[キタヤマオサム]
1946年淡路島生まれ。精神科医、臨床心理士、作詞家。九州大学教授を経て、白鴎大学学長。65年京都府立医科大学在学中にザ・フォーク・クルセイダーズ結成に参加、67年「帰って来たヨッパライ」でデビュー。グループ解散後は作詞家として活動。71年「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。専門家としては臨床活動が主な仕事
富澤一誠[トミサワイッセイ]
音楽評論家。1951年、長野県須坂市生まれ。東京大学中退。71年、音楽雑誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。J‐POP専門の音楽評論家として、独自の人間生きざま論を投影させ、広く評論活動を展開。現在、レコード大賞審査委員、尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授、尚美学園大学副学長も務めている。パーソナリティー&コメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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coldsurgeon
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