感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリーマ
13
二人の香港映画愛好家が、往復書簡式で香港映画史についての思いを語り尽くす一冊。50年代終わりくらいから2010年手前くらいまでの作品群が、監督や役者毎に語られていく。著者二人が丁度ワタシと同年代で、当時の香港映画人気を肌で感じてきたので共感できる部分が多い。チョウ・ユンファが我がアイドルだった頃をしみじみ思い出して、数回尋ねた香港に無性に行きたくなった。そういうファン向けの本であって、きちんと香港映画についての解説を読みたい向きには散漫かも。編集者がもう少し仕事をする余地はあったような気はする。★★★★2021/08/31
たくはる
2
2021年8月5日 #香港映画100の情景 読了 #輝く世界と自由な記憶 香港映画の勉強になります 僕が好きなのは、#ラブソング です この映画の、#マギー・チャン は最高にステキだった #林加奈子 著 #美山恵子 著 #言視舎 刊2021/08/05
ロックスターKJ
1
評価:★★★☆☆ 3点 2人の映画評論家が往復書簡形式が香港映画の魅力を語った本。映画関係者や香港の風景の記述も興味深かった。もう少し構成をまとめてもよかった気もするが、まだ見ていない作品についての記述も多く、参考になる内容だった。2024/01/20
fritzng4
1
香港映画といえば個人的にはクンフー映画やジョニー・トーなど男臭いアクション系の映画を多く見てきた。勿論それらの映画にも言及はされているが、長年香港やアジアの映画祭に関わってきたという二人の著者が提示する映画は大半見たことがない作品だった。アン・ホイもメイベル・チャンもシルヴィア・チャンも。そういう意味では新鮮で、見たい映画が増えた。ただ香港映画の入り口としたらかなり偏りがあるように思うし、そもそも往復書簡スタイルだと話の広がりに限界があったかもしれない。2023/04/23
ハイアール・エスコ
0
香港というと暗いニュースの多い昨今、出版される本や報道も政治がらみが殆どで少しゲンナリしていました。この本は国際映画祭の運営にかかわった二人の香港映画ファンが色んな香港映画について寄り道もしながら語りあう往復書簡です。自分も夢中だった90年代の映画についても多く語られていて私の大好きな香港に再会できてうれしい読後でした。2021/04/30