骨の記憶 七三一殺人事件―虚妄の栄光とウイルス兵器

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骨の記憶 七三一殺人事件―虚妄の栄光とウイルス兵器

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  • サイズ 46判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865651904
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0036

内容説明

「この秘密は墓場までもっていけ」―七三一の無法がなぜ許されてきたのか?どんな大義があろうと戦争は徹頭徹尾おぞましい。フィクションを通じてその闇を照らしながら、連綿と続く戦争犯罪隠蔽の構造を問う。

目次

紘一の戦後
新宿戸山の旧陸軍軍医学校跡地で大量の人骨
姉の消息
元軍医西田修介との面会
元七三一部隊員からの書簡
発掘人骨の真実
調査を求める会との接触
満州での出来事
発掘人骨と七三一部隊を追って
七三一部隊と現代の生物兵器、ウイルス兵器、ワクチン
元軍医佐伯との対峙
出版妨害
山村と佐伯
隅田川の水死体
警察の捜査
西田と佐伯の対決
藤井刑事の単独捜査
たった一人の野辺送り
遺言

著者等紹介

福原加壽子[フクハラカズコ]
1957年3月6日生まれ。青森県立弘前高等学校卒、獨協医科大学医学部医学科卒、弘前大学大学院医学研究科修了。医学博士(内科専門医、消化器内視鏡専門医)。内科勤務医。医師としての活動と並行して、創作活動を続けている。福原加壽子名で第26回「ゆきのまち幻想文学賞」佳作、もののおまち名で第29回「ゆきのまち幻想文学賞」入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒデミン@もも

52
ドキュメントだと思って借りてきたら小説だった。私が、初めて七三一部隊の事を知ったのも松本清張氏の小説だった気がする。戦争は人間を鬼にする。そして、いつの世も犠牲になるのは弱者。日本人として、被害者だったことよりも加害者であったことを忘れてはならない。コロナ禍でウイルス兵器の事実を知るのは怖すぎる。2022/01/13

麻友

2
図書館で借りて読了。やはり題材が731部隊なので読むうちに気持ちが…最後の殺人事件は悲しい結末に…西田は明子と息子・明夫への想い故、他に選ぶ道はなかったのか…2021/07/25

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