内容説明
名画三昧は大人の特権です。時間を超えて映画を楽しむ時代に、間違いなく心にしみる名作をチョイス。
目次
1930・40年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
著者等紹介
立花珠樹[タチバナタマキ]
映画評論家、共同通信編集委員。1949年、北九州市生まれ。一橋大卒。90年代から文化部記者として映画を取材する。映画人のロングインタビューや、名作の楽しい見方を紹介するコラムなどを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっち
13
1931年の『街の灯(チャップリン)』から2016年の『わたしは、ダニエル・ブレイク(ケン・ローチ)』まで100本。メジャーな作品が多く紹介されている(「放浪の画家ピロスマニ」のような曲者もまじってはいるが)。イーストウッドの監督作品が3本入っていて、こういう映画通を名乗る人たちのイーストウッド好きは相変わらずだなと思う(私もすきだけど)。ヨーロッパ偏重ではなく、韓国や中国映画も多く取り上げられている。文章は嫌味がなくサラッと読める。適当な映画ガイドを探している人にはオススメ。まちがいなく全て面白い。2020/10/29
かめぴ
10
王道的なものが多い⁈ リュック・ベッソンならサブウェイやんとかは無いんだ…ジム・ジャームッシュもレニー・ハーリンもなんて思うものの、いい時代だったなぁなんて思い出に浸る。名画座も無いしね。時代の流れ。。2022/01/10
scarecrow
4
大学時代に毎日1本は映画を見ていたが、最近は映画館に行こうと思うような映画になかなか出会うことが無い。それは期待値が高すぎるからだろう。わたしにとって映画は単なるエンターテイメントではないのだ。そこで、本書で見るべき映画を探していた。「もう一度見たくなる」と言いつつ、私が見ていない映画が30本ほどあった。選り好みが激しすぎて見ていない映画の多さに呆れてしまった。そして欧米の映画にわたしがあまりにも偏りすぎていたこともわかった。韓国、台湾、香港の映画に面白そうな映画がたくさんある。しばらくは楽しめそうだ。2020/06/21