臨床哲学の知―臨床としての精神病理学のために

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865650914
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C0011

出版社内容情報

名著の復刊!「臨床哲学」は精神医学に本来の精神性を取り戻す人間のための哲学だ。現代科学にパラダイムチェンジを促す語り下ろし。名著の復刊

「臨床哲学」は、精神医学に本来の精神性を取り戻す、人間のための哲学だ。ハイデガーや西田幾多郎を参照軸に、「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイムチェンジを促す語り下ろし。

《精神病は、自己が自己であるための最も基本的な条件にかかわる病気、つまり、哲学を成り立たせてきた最も基本的な条件にかかわる病気だと思います。その解明を、客観主義にとらわれた自然科学だけにまかせておくわけにはいかない。》 (本文より)

▼第一章 「自己」と「あいだ」からの出発?症状だけを診る現代の精神医学/自己論ことはじめ/「あいだ」の多重性について 

▼第二章 生命と生命論について?終りのある生命と終りのない生命/離人症患者の世界/個と集団の折り合い/統合失調症と近代

▼第三章 生きる主体?ゾーエーがビオスを生きる 

▼終章 精神科医の臨床現場 ほか

木村 敏[キムラ ビン]
1931年生まれ。1955年京都大学医学部卒業。精神病理学。ハイデルブルク大学精神科客員講師、名古屋市立大学医学部教授を経て、1986年より京都大学医学部教授。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員。
著書に『木村敏全著作集』全8巻(弘文堂)のほか多数。

今野 哲男[コンノ テツオ]
1955年生まれ。編集者・ライター。
著書に『評伝 竹内敏晴』(言視舎)。吉本隆明、木村敏、鷲田清一らの聞き手を務め単行本を多数制作。近刊『希望の国の少数異見』森達也との共著(言視舎)。

内容説明

「臨床哲学」は、精神医学の本来の精神性を取り戻す人間のための哲学だ。ハイデガーや西田幾多郎を参照軸に「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイム・チェンジを促す。彼自身による「木村敏」入門。

目次

第1章 「自己」と「あいだ」からの出発(小さな憑依体験;主語的な自己と述語的な自己 ほか)
第2章 生命と生命論について(終わりのある生命と終わりのない生命;死をも含む「大文字の“生”」 ほか)
第3章 生きる主体(「生む」と「生まれる」、「生きる」と「生きられる」;「あいだ」と中動態 ほか)
終章 精神科医の臨床現場(治すことについて;患者とのつきあいについて ほか)

著者等紹介

木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。1955年京都大学医学部卒業。精神病理学。ハイデルブルク大学精神科客員講師、名古屋市立大学医学部教授を経て、1986年より京都大学医学部教授。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員

今野哲男[コンノテツオ]
1953年宮城県生まれ。編集者、ライター。横浜市立大学文理学部中退。78年竹内敏晴演劇研究所に入所。その後、演劇現場を離れ、月刊『翻訳の世界』編集長を経て99年からフリーランスとして活動。現在、上智大学文学部英文科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あくび

1
この時期の名古屋市立大の先生方は魅力的な方がとても多い。木村敏先生のこころを言葉にする力から学ぶことがたくさんあり、まだまだ消化しきれないが楽器の演奏の感じは理解しやすかった。まさに臨床の場において傍らに置いておきたい一冊。2018/06/05

NK

0
近年の精神科医療は症状だけを見て病気を見ていないという意見がちょうど向精神薬の勉強をしている身にとっては新鮮に映った。「あいだ」の概念について他の著書よりは分かりやすく書かれてはいるのだろうがそれでも難しい。音楽での話が多いので音楽のそれなりの経験がないと理解しにくい部分があるかもしれない。いずれにせよ木村先生の思想に気軽に触れられる最も良い本だと思う。2017/11/04

setomei1020

0
難しかった…2018/06/12

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