出版社内容情報
森達也の流儀炸裂!明日への指針本。底が抜けたような状況と渡り合うには?法然の名言を補助線に現代社会を読み解き希望の原理を探る森達也の新刊!
あすへの指針本
トランプ、ヘイトスピーチ、無差別殺人…底が抜けてしまったような世界の状況と渡り合うには何が必要か。法然の名言を補助線として現代社会を読み解くPART1。日本を根源的に問い、希望の原理を探る討議PART2。森達也の流儀、炸裂
問題提起――近代の「底」が抜けたのではないか
▼PART1 オウム以降の日本の姿と法然によるヒント?法然語録+語録を読む▼オウム以降の日本の姿と法然・親鸞の言葉/ひとりで歩く法然/もし神がいるのなら、なぜ――/優先順位/特殊と普遍のメカニズム
▼PART2 討議 底抜け世界に希望はあるか??二つの結節点――「連赤」と「オウム」/映画『FAKE』のメイキングから/世界の読み方――この国は絶望が足りない/希望へのスキップ
森 達也[モリ タツヤ]
1955年生まれ。現在もっとも注目される映像作家。マスメディアにもしばしば登場。『A』『A3』(講談社ノンフィクション賞)『放送禁止歌』『オカルト』『チャンキ』『反メディア論(共著)』など著書多数。
今野 哲男[コンノ テツオ]
1955年生まれ。編集者・ライター、著書に『評伝 竹内敏晴』(言視舎)。吉本隆明、木村敏、鷲田清一らの聞き手を務め単行本を多数制作。
内容説明
底が抜けた世界と渡り合うには何が必要か。法然の名言を補助線として現代の日本社会を根源的に読み解き希望の原理を探る。
目次
INTRODUCTION 問題提起―近代の「底」が抜けたのではないか
1 オウム以降の日本の姿と法然によるヒント(オウム以降の日本の姿と法然・親鸞の言葉;ひとりで歩く法然―圧倒的な「同調圧力」に抗する思想;もし神がいるのなら、なぜ―;優先順位;特異性と普遍性のメカニズム)
2 討議 底抜け世界に希望はあるのか?(二つの結節点―「連赤」と「オウム」;映画『FAKE』のメイキングから;世界の読み方―この国は絶望が足りない;希望へのスキップ)
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授。98年、オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開、海外で高い評価を受ける。2001年、続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。著書に、『A』(角川文庫)『A3』(講談社ノンフィクション賞、集英社インターナショナル)など多数
今野哲男[コンノテツオ]
1953年宮城県生まれ。編集者、ライター。横浜市立大学文理学部中退。78年竹内敏晴演劇研究所に入所。その後、演劇現場を離れ、月刊『翻訳の世界』編集長を経て99年からフリーランスとして活動。現在、上智大学文学部英文科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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