出版社内容情報
文学研究家、文芸評論家、「人間通」という言葉を広めた張本人で人生論の達人・谷沢永一の仕事の精髄を下巻人間論に凝縮した決定版。精緻な書誌学者として知られる文学研究家、辛辣な書評で鳴る文芸評論家、
「人間通」という言葉を広めた張本人で人生論の達人
多岐にわたる谷沢永一の仕事の精髄を、上巻は文学論、下巻は人間論の二巻に凝縮した決定版。珠玉のコラムを厳選する。
▼第一章 読書通 精撰 署名のある紙礫
▼第二章 歴史通 日本史のバランスシート
▼第三章 人物通 精撰 人生の叡智 達人の叡智
▼第四章 時評通 精撰 巻末御免
鷲田 小彌太[ワシダ コヤタ]
哲学者。『日本人の哲学』(全5巻中4巻まで刊行、言視舎)ほか著書多数。
谷沢 永一[タニザワ エイイチ]
1929?2011年。
文学者、書誌学者、元関西大学名誉教授。
著書多数。1980年『完本 紙つぶて』でサントリー学芸賞、2004年『文豪たちの大喧嘩 ?外・逍遥・樗牛』で読売文学賞研究・翻訳賞、2006年『紙つぶて 自作自注最終版』で毎日書評賞ほか受賞。
内容説明
コラムニスト谷沢永一のエキスがここにある!精緻な書誌学者として知られる文学研究家、辛辣な書評で鳴る文芸評論家、人生論の達人…多岐にわたる谷沢永一の仕事の精髄を二巻に凝縮。下巻は卓越した批評眼と深い洞察力にもとづく人間論、「紙つぶて」「歴史通」「忘れ得ぬ人々」「巻末御免」の精髄をお届けする。
目次
第1章 読書通 精撰 署名のある紙礫(編集賞;内藤湖南 ほか)
第2章 歴史通 精撰 日本史のバランスシート(日本に“貴族”はいなかった;部下を可愛がる習慣の始まり ほか)
第3章 人物通 精撰 人生の叡智 達人の智恵(精撰 人生の叡智;精撰 達人の智恵)
第4章 時評通 精撰 巻末御免(佐治敬三;取り立て ほか)
著者等紹介
鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年、白石村字厚別(現札幌市)生まれ。1966年大阪大学文学部(哲学)卒、73年同大学院博士課程(単位修得)中退。75年三重短大専任講師、同教授、83年札幌大学教授、2012年同大退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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