出版社内容情報
本との出会いで人生は決定づけられる。会員誌『選択』に書き継がれてきた本をめぐるエッセイ。生き方がみえてくる痛快無比の読書案内本と出会うことは事件である。本との出会いで、人生は決定づけられる。
会員誌『選択』に十年以上にわたって書き継がれてきた本をめぐるエッセイ。時代小説、ミステリー、伝記はもちろん詩集、マスコミ批判の本まで網羅し、その解くところ……
出処進退、生老病死、性・愛、色と恋、人生の節目に生起するもの、つまり人生そのもの。
生き方がみえてくる! 痛快無比の読書案内、130余冊、読書の饗宴。
河谷 史夫[カワタニ フミオ]
1945年生まれ。70年、朝日新聞に入り、社会部、社会部デスクを経て企画報道室編集委員、編集局特別編集委員、論説委員を歴任、2010年退社。94年から7年書評委員を務め、2003年から5年、コラム「素粒子」を書いた。
著書に『読んだふり』(洋泉社)、『一日一話』(洋泉社・新書y)、『記者風伝』(朝日新聞出版)などがある。
内容説明
生きるのに「もっとも苦しい時期」に読む本があることは、なんとありがたいことか。じつにそのような本とは持つべき友にたとえられる。―会員誌『選択』に十五年以上にわたって書き継がれた本と人をめぐるエッセイ、第三弾。ここに刊行!
目次
「むかえびと」比佐子よ
順番を待ちながら
「葬儀無用」と高峰秀子
一寸先は闇である
傾いた家で悠々を読む
傾いた家で荷風を読む
自分の形を守ること
今も昔も政治は不作
「やましき沈黙」の教訓
天声小人語の姑息さ〔ほか〕
著者等紹介
河谷史夫[カワタニフミオ]
1945年生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。70年、朝日新聞に入り、社会部、社会部デスクを経て企画報道室編集委員、編集局特別編集委員、論説委員、2010年、退社。社会部時代は警察、教育、公費天国批判キャンペーン、農政などを担当。現在、朝日新聞社社友。夢の庭画廊(上田)友の会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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