内容説明
『千と千尋…』からは、思春期、PTSD(心的外傷)・トラウマ、愛着障害などのテーマをあぶり出していく。これで「思春期」がわかる!
目次
思春期は不思議の世界―トンネルは思春期の入口
反抗期―両親は豚になった
思春期を受け入れることの意味―不思議の世界の食べものを食べないと消えてしまう
八百万の神様がやってくる世界―草原はなぜ海に変わったのか
大人の条件―仕事をもたない者は動物にされてしまう
自己同一性の喪失―湯バーバは相手の名を奪う
家庭内暴力―溺愛され、暴れる坊
なつかしさの心理―おにぎりを食べて大泣きする千尋
ストーカーの心理―余計なお世話をするカオナシ
自然治癒力―ニガ団子の効用
アイデンティティの拡散―カエルの姿になったカオナシ
摂食障害―カオナシの大食い
支配欲―命令する湯バーバ
不浄と清浄―エンガチョを切り、けがれを祓う
居場所がない―片道切符と心のきずな
溺愛の心理―湯バーバはネズミが坊と気づかない
恋愛の心理―ハクと千尋双方の思い
思いやりの心理―髪どめにこめられた願い
トラウマからの回復―名前を思い出す
自己確立―豚の中に親はいない
子どもの時間と大人の時間―海は草原になり、トンネルの出口が変わる
神隠しの世界―八百万の神さまと日本人の心
著者等紹介
愛甲修子[アイコウシュウコ]
臨床心理士。1997年千葉大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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