出版社内容情報
世界に広がる2つの伝統「禅」と「チベット仏教」の対話がここにある。
内容説明
世界に広がる2つの大きな伝統の対話が明らかにする、身心変容の現在と、よりよく死ぬための技術。グローバルな最新事例を引き合いに語り合った、問題点と今後の行方。
目次
第1章 チベット仏教の現在形と出会うとき(新世代;アメリカで出会ったチベット仏教 ほか)
第2章 アメリカの禅(アメリカの禅堂;バゲッジド・ブディズムとコンバート・ブディズム ほか)
第3章 身体論と東洋医学(脈診と瞑想修行;禅・チベット仏教と東洋医学 ほか)
第4章 「死」の技法(『チベットの死者の書』と日本仏教の枕経;よい転生のための死に際のテクニック ほか)
第5章 禅の本質と可能性(消費されるマインドフルネス;マインドフルネスは企業社会のトロイの木馬 ほか)
著者等紹介
藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。現在、曹洞宗国際センター所長。東京大学大学院教育心理学専攻博士課程を中退し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカのパイオニア・ヴァレー禅堂で禅の指導を行う。近隣の大学や瞑想センターでも講義やワークショップを行う。2005年に帰国。葉山で実験的坐禅会を主宰
永沢哲[ナガサワテツ]
1957年、鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒業。宗教学(チベット仏教)、身体論。京都文教大学准教授。現在のテーマは、ゾクチェン密教、チベット医学、人類の思考における「微細な身体」の観念の発生と展開、仏教哲学と科学のインターフェース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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