ルリユール叢書<br> 運河の家 人殺し

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ルリユール叢書
運河の家 人殺し

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  • サイズ 46判/ページ数 413p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882460
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

出版社内容情報

〈メグレ警視〉シリーズの作家が、人間であることの病いをどこまでも灰色に、〝イヤミス〟以上にほろ苦く描く--シムノン初期の、「純文学」志向の〈硬い小説〉の傑作2篇がついに本邦初訳で登場! シムノン研究家の顔をもつ小説家・瀨名秀明による、決定版シムノン「解説」を収録。

内容説明

“メグレ警視”シリーズの作家が、人間であることの病いをどこまでも灰色に、“イヤミス”以上にほろ苦く描く―シムノン初期の、「純文学」志向の“硬い小説”の傑作2篇がついに本邦初訳で登場!シムノン研究家の顔をもつ小説家・瀬名秀明による、決定版シムノン「解説」を収録。

著者等紹介

シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ] [Simenon,Georges]
1903‐89。ベルギーのリエージュ生まれ、フランス語圏の作家。十代半ばから地元紙の記者として旺盛な執筆意欲を発揮し、1922年にパリへ出て作家活動を始める。複数のペンネームでコント、恋愛小説、冒険小説を量産、また船でフランス国内や近隣国を巡り見聞を広める。1931年より初めて本名名義による“メグレ警視”シリーズを刊行、大好評をもって迎えられた。以後、“メグレ警視”ものと並行して、『雪は汚れていた』(1948)など緊張感に満ちた長編群“硬い小説(ロマン・デュール)”も多数執筆。1955年にはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)会長を務め、後に巨匠賞も受賞(1966)した

森井良[モリイリョウ]
1984年、千葉県生まれ。パリ第七大学博士課程修了(博士)。獨協大学フランス語学科専任講師。小説に「ミックスルーム」(第一一九回文學界新人賞佳作)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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燃えつきた棒

39
「運河の家」: 〈硬い小説〉(ロマン・デユール)というだけあって、確かに硬い読み心地だ。 十六歳の痩せぎすな娘エドメは、父母を亡くして、フランドルのおじの家に里子に出される。 このヒロインのエドメというのが、木で鼻をくくったような女で、決して新しい家に馴染もうとはせず、かえって、次第にこの家の主であるフレッドや弟のジェフを手玉に取るようになって行く。 冬枯れたフランドルの野に冷たい雨が降る運河の家の様子は、読んでいるこちらの心まで冷え冷えとしてくる。→2023/02/18

bapaksejahtera

12
いずれも1930年代の中編小説を力のある有志が発掘し、纏めて刊行した画期的な本。2作とも犯罪がテーマではあるがロマン・デュール(硬い小説)として成功する。「運河の家」はベルギーが舞台で、都会育ちの娘が両親の死でフランドルの田舎の叔父宅に引き取られてから本人を含め家族が陥る崩壊の様を描く。後半の「人殺し」はオランダ。医師の妻が彼の友人である大立者と浮気をする。匿名の垂込みの一年後、彼が二人を殺害してから心理的破綻迄がストーリー。いずれの作とも後年のシムノン作らしい風俗や人物の丁寧な描写が堪能できる力作である2023/09/08

そのじつ

8
メグレから読み始めたシムノン、それ以外の作品に触れるのは初めて。「運河の家」の冒頭部分を図書館で立ち読みして気に入り借りた。ベルギーの田舎町が舞台。そこへ喪服を着た少女がやってくる。汽車を降り、バスに乗り換え、雨に濡れながら馬車に乗る。その丹念な情景描写が趣深い。田舎家に馴染むことなく異分子として存在し続ける彼女と、強い磁力で引き合う従兄弟の男子たち。時分の花を鏡の中に見つけ高ぶる自尊心と、無自覚に暴れる渇望を抑える術もつもりも無い少女は彼らの人生を巻き込んでゆく。今回「人殺し」は未読。2024/01/19

朔ママ

0
⭐️⭐️⭐️2022/06/30

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