現代アート10講

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  • サイズ A5判/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864630573
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C3070

出版社内容情報

現代美術の入門書。抽象表現主義、ポップアート、ミニマリズム、フェミニズム・アート等の定番からポスト3.11の美術まで。現代アートの入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、なぜそれが出現したのかを真剣に考えることによって、私たちの社会が抱える問題の本質がえぐり出される。いつの時代にも「現代アート」は存在する。アートは常に私たちの価値観を攪乱し、制度に揺さぶりをかけ、視座の見直しをせまるのだ。

1 美術作品とそうでないもの――デュシャン、ポップ・アート、クーンズ 田中正之

2 メディウムの探求 ――ミニマリズムとポストミニマリズム 松井勝正

3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの――ポロック、ニューマン、ロスコ 沢山?遼

4 コンセプトが前景化するとき――コスースから始める 橋本?梓

5 美術における身体表象とジェンダー――眼差しの権力とフェミニズム・アート 天野知香

6 アート&テクノロジーの様相――メディア・アート、マクルーハン、パイク 畠中?実

7 現代アートと写真 ――アプロプリエーションの時代からティルマンスまで  土屋誠一

8 現代建築を語るために――モダニズムと5つの建築をめぐって 岡山理香

9 現代工芸とデザインの地平――クレイワークとうつわ 木田拓也

10 ポスト3.11の美術――美術と社会はどう関わるべきか 蔵屋美香



参考文献

アーティスト・グループ/人名索引

田中正之[タナカ マサユキ]

田中正之[タナカ マサユキ]
田中正之
1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990-95年ニューヨーク大学美術研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務、「ピカソ、子供の世界」展(2000年)、「マティス」展(2004年)、「ムンク」展(2007年)などを企画。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より15年まで同大学美術館・図書館館長。主な監著書・訳書に『アメリカ美術叢書I:創られる歴史、発見される風景』、『アメリカ美術叢書II:夢見るモダニティ、生きられる近代』(ありな書房、2016年)、ニール・コックス『キュビスム』(岩波書店、2003年)など。

松井 勝正[マツイ カツマサ]
松井 勝正
多摩美術大学修士課程修了。多摩美術大学現代美術資料センター所員を経て現在、武蔵野美術大学、東京造形大学非常勤講師。専門は芸術学。主な論文に「瀧口修造のスケッチブック:批評的読解」(『多摩美術大学研究紀要』2004年)、「壁に書かれた暗号:バロックのインターフェイス」(『季刊インターコミュニケーション』2008年)など。

沢山?遼[サワヤマ リョウ]
沢山?遼
1982年生まれ。2005年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。近現代美術/美術批評。武蔵野美術大学、東京藝術大学、首都大学東京等非常勤講師。

橋本?梓[ハシモト アズサ]
橋本?梓
1978年滋賀県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程指導認定退学。2008 年より国立国際美術館に研究員として勤務。同館での主な企画展に「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」(2011年)、「〈私〉の解体へ:柏原えつとむの場合」(2012年)、「THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ」(2016年)、共同キュレーションによる「他人の時間」(2015年)など。共訳書にジョナサン・クレーリー『知覚の宙吊り』(平凡社、2005年)。

天野 知香[アマノ チカ]
天野 知香
1959年生まれ。東京大学文学部美術史学科、同大学院修士、博士課程修了。パリ第一大学芸術考古学研究所博士課程留学。博士(文学)。現在お茶の水女子大学基幹研究院人文科学系教授。専門はフランス近代美術史、フェミニズム美術史。主要著書・編著・論文に、『装飾/芸術―19-20世紀フランスにおける「芸術」の位相』(ブリュッケ、2001年)、「視覚『芸術』における身体―フェミニズムによる美術史の再検討」(竹村和子編、シリーズ ジェンダー研究のフロンティア第5巻『欲望・暴力のレジーム―揺らぐ表象/格闘する理論』作品社、2008年)、『西洋近代の都市と芸術3 パリII』(竹林舎、2015年)ほか。展覧会企画として「マティス」(国立西洋美術館、2004年)など。

畠中?実[ハタナカ ミノル]
畠中?実
1968年生まれ。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 主任学芸員。1996年よりICCに携わる。主な企画には「サウンド・アート」(2000年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「みえないちから」(2010年)、「[インターネット アート これから]」(2012年)など。ダムタイプ、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ジョン・ウッド&ポール・ハリソンの個展など企画多数。

土屋 誠一[ツチヤ セイイチ]
土屋 誠一
1975年生まれ。美術批評家・沖縄県立芸術大学准教授。専門は、近現代美術史、写真論。共著書に『実験場 1950s』(東京国立近代美術館、2012年)、『現代アートの巨匠』(美術出版社、2013年)、『現代アートの本当の学び方』(フィルムアート社、2014年)、『拡張する戦後美術』(小学館、2015年)など。

岡山 理香[オカヤマ リカ]
岡山 理香
早稲田大学第一文学部史学科美術史専修卒業、武蔵野美術大学大学院造形学コース修了。武蔵工業大学専任講師、助教授を経て2009年より東京都市大学共通教育部准教授。近代建築・デザイン史。共著:『リレー講義 ポスト3.11を考える』(萌書房、2015年)、『美術の理論』(武蔵野美術大学通信教育部、2002年)ほか。論文:「建築家仰木魯堂の生涯とその作品について(1)」(2013年)、「伊福部昭邸 ゴジラの生まれた家」(2014年)、「東京物語 ブルーノ・タウト」(2016年)、「小田原における旧横井夜雨別邸・茶室廂庵の調査研究」(2016年)ほか。

木田 拓也[キダ タクヤ]
木田 拓也
1970年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、文学博士。東京国立近代美術館主任研究員(工芸館)。主な展覧会に「加藤土師萌」(1999年)、「昭和の桃山復興」(2002年)、「あかり:イサム・ノグチが作った光の彫刻」(2003年)、「日本のアール・ヌーヴォー」(2005年)、「越境する日本人」(2012年)、「東京オリンピック1964デザインプロジェクト」(2013年)、「大阪万博1970デザインプロジェクト」(2015年)ほか。著書に『工芸とナショナリズムの近代』(吉川弘文館、2014年)。

蔵屋 美香[クラヤ ミカ]
蔵屋 美香
専門は明治期の洋画および今日の美術。東京国立近代美術館企画課長。主な展覧会に「ヴィデオを待ちながら―映像、60年代から今日へ」(東京国立近代美術館、三輪健仁と共同キュレーション、2009年)、「ぬぐ絵画―日本のヌード1880-1945」(同、2011-12年)、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーション(アーティスト:田中功起、2013年)、「高松次郎ミステリーズ」(同、保坂健二朗・桝田倫広と共同キュレーション、2014-15年)、「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(同、2015年)など。

内容説明

デュシャンにはじまり3.11以降の日本の美術まで、10のアプローチによる現代アートの新たな読み解き。

目次

1 美術作品とそうでないもの―デュシャン、ポップ・アート、クーンズ
2 メディウムの探求―ミニマリズムとポストミニマリズム
3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの―ポロック、ニューマン、ロスコ
4 コンセプトが前景化するとき―コスースから始める
5 美術における身体表象とジェンダー―眼差しの権力とフェミニズム・アート
6 アート&テクノロジーの様相―メディア・アート、マクルーハン、パイク
7 現代アートと写真―アプロプリエーションの時代からティルマンスまで
8 現代建築を語るために―モダニズムと5つの建築をめぐって
9 現代工芸とデザインの地平―クレイワークとうつわ
10 ポスト3.11の美術―美術と社会はどう関わるべきか

著者等紹介

田中正之[タナカマサユキ]
1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990‐95年ニューヨーク大学美術研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より15年まで同大学美術館・図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

doji

2
ムサビのテキストとしても使われてるとのことで、知らずに読んだけれど現代アートをめぐる諸問題を10の視点から俯瞰できてとてもいい本だなと思った。日本では地域とアートの問題と、そこに関係性の美学論争があって、震災以降というおおきな流れのなかで、現在の気候変動という世界的なうねりもあり、考えることはやまほどあるし、そこにアートが示すことができることはもっとあるだろうと思う。2019/11/19

伊野

2
現代アートを読み取る「視点」、「考える観点」を養うことを目的とした本。10講がそれぞれ別の人によって書かれているが、表現等に統一感があり読みやすい。本書を足掛かりにして、より詳しい内容に分け入ると理解が深まりそう。なお戦後日本における現代アートの発展については軽く触れられているのみ。2018/05/05

2
現代アートの表現を見つめ、何を問題提起しているのかを考える本。現代アートは「問題提起」を進めることでそれまでの「美術」とは異なる様相を呈しており、読み解くまでに一苦労するのがそのハードルの高さとなっているが、この入門書は作者の意図を基に話を展開し、当時の状況や、そこに至るまでの美術史の流れを解説しているので分かりやすい。取り扱っているジャンルも、絵画や写真から建築・工業製品まで幅広く、ひとまず、現代アートはどこを見れば良いのかを身に付けられる。何より体験できるのが、現代アートの良いところだと思った。2017/06/30

ayaMurakami

2
大学講義用とはまさに。入門用として良い。参考文献つき。2017/04/26

ねじおさん

1
ちゃんと現代アートを学んだことの無い身からするとおもしろすぎる。どの章も本当におもしろいけど、8章の建築のところでは胸をつかまれるほど心が動いた。歴史を学びたい。2023/05/23

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