内容説明
近現代に相馬地方に縁があって来訪した約30名の文学者たちの作品を丹念に調査・検証した「相馬地方と近現代文学」。埴谷雄高、島尾敏雄、荒正人、鈴木安蔵らの評伝的な論考「極端粘り族の系譜」等を収録。
目次
第1章 相馬地方と近現代文学(幸田露伴「うつしゑ日記」ほか;田山花袋「山水小記」ほか ほか)
第2章 極端粘り族の系譜(井土霊山;大曲駒村 ほか)
第3章 インタビュー・対談(「南相馬伝説の詩人」若松丈太郎インタビュー;南相馬から―原発をなくし私たちが変わる機会に ほか)
第4章 資料編(加藤楸邨旧居の保存について;北川多紀とそのふるさと ほか)
著者等紹介
若松丈太郎[ワカマツジョウタロウ]
1935年~2021年。岩手県江刺郡岩谷堂町(現・奥州市)生まれ。福島大学卒業後、福島県浜通りの高等学校に国語教員として勤務。1993年から2002年まで小高町(現南相馬市)埴谷・島尾記念文学館準備室調査員。元福島県現代詩人会会長。福島県南相馬市に暮らした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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