内容説明
テクノロジーは人類の歴史の発展と共に進歩する!兵器の能力を向上させるテクノロジーは、軍事や民生を問わず、次々と開発されています。毒物や爆薬の研究は、医薬品を発展させ、移動手段の向上は、車やロケットなどの開発につながり、コンピューター技術がスマートフォンや人工知能開発を飛躍的に進化させます。戦争の歴史と共に人類が手にしたテクノロジーに迫ります。
目次
1 人類とテクノロジーの歴史
2 刀剣・銃砲のテクノロジー
3 爆薬・化学・生物兵器のテクノロジー
4 移動手段のテクノロジー
5 通信・情報処理のテクノロジー
6 衣料・食料品のテクノロジー
7 原子力のテクノロジー
8 人体改造のテクノロジー
9 その他のテクノロジー
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hyde
3
テクノロジーに良いも悪いもなくて使い方によってどっちにもなり得る。2019/04/14
Smith, Ordinary. Person.
1
毒ガスの技術が抗がん剤に。自動車の技術が戦車に。軍事技術が民間で平和利用されることもあれば、民事技術が軍用に流用されることもあります。本書は、発展した技術がどのように利用されてきたか、軍民双方の視点から解りやすく解説しています。従来「軍事研究はしない」としていた日本学術会議も、その学長自身が「技術の軍民分離、つまり軍民を単純に二分することは困難」と発言しています。それは視点が違うだけだから。人を活かすも殺すも、技術の使い方次第。そして「軍民両用」という柔軟な姿勢こそが、技術の発展を促すのかもしれません。2022/12/24
h t
0
兵器と民間利用のあれこれ2018/03/21