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内容説明
人口5,000人の過疎の町から、「地方創生」のフロントランナーとしてひた走るまでに蘇った奇跡の町、北海道・上士幌町。20億を超える「ふるさと納税」の寄付先として選ばれ、先駆的な政策を次々と打ち出し実行に移す竹中貢町長をはじめ、関係者への取材で明らかになった、持続的な発展を可能にする町づくりに迫る!
目次
序章 「2億円が降って来た」
第1章 海の向うに地方が見えた
第2章 上士幌という町
第3章 ふるさと納税
第4章 「ふるさと納税」寄付金の行方
第5章 かみしほろ塾と起業塾
第6章 人口増加と移住者
第7章 ICTと地方創生
終章 都会から田舎へ
著者等紹介
黒井克行[クロイカツユキ]
1958年北海道旭川市生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家へ。人物ドキュメントやスポーツ全般にわたって執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shizuka_電気うさぎ
11
上士幌町のバルーン大会は見に行ったことがありましたが、こんなに積極的かつ周到にまちづくりをされているとは知りませんでした。既成概念にとらわれず、「なにが幸せか」を大きな視点でみている町長さん、町民、サポーターの皆さんのご努力と勇気に感服します。東京が麻痺したらなにもかも止まってしまう現状のあり方にも一石を投じる考え方ではないでしょうか。難を言えば、プロジェクトの過程における摩擦とどう乗り切ったかをもっと取り上げて欲しかったです。2020/03/31
林田力
6
本書は「ふるさと納税」の成果で始まるが、単に制度をうまく利用したことが上士幌町の成功要因ではない。役所や公務員の常識にどっぷり浸からず、民間感覚、ビジネス感覚を持っていることが成功要因である。上士幌町役場は問い合わせの多い案件に対しては担当部署だけでなく、誰もが最低限の質問や問い合わせに答えられるように情報を共有する。「役所にありがちな縦割りの、電話のたらい回しはない」(19頁)。 2019/05/12
nobu23
3
ふるさと納税など様々な施策で活性化している、北海道の上士幌町の話をまとめたもの。コロナ禍前の話なので現在が気になる。2024/02/12
花神
2
観光で訪れた糠平のひがし大雪自然館にて手にした一冊。それぞれの地域ごとに「正解」は異なるが、地方の人にとっては勇気付けられる言葉がたくさん。2020/09/15
ハマ3
2
地方創生とは地方に東京的な物質的な豊かさを求めることではないのだとかんじました。2020/03/28