出版社内容情報
国民国家不在という特殊環境のもとで、ウッジの企業家はどのような視点から経済活動を行い、重要な歴史の担い手になったのか。
目次
ポーランドにおける企業家史研究(回顧)
第1部 19世紀ポーランドの経済社会(19世紀末ポーランド王国の人口と民族構成;多民族社会としての19世紀ポーランド―ワルシャワのユダヤ人;多民族社会ポーランドとウッジ)
第2部 繊維工業の発展―企業家と労働者(19世紀ウッジの企業家像;ウッジ繊維工業の発展における政府と企業家―L.Geyerの場合;繊維工業の発展とユダヤ人企業家;ウッジ繊維工業の労働者)
第3部 ウッジ近代社会の形成と企業家(ウッジのインフラ整備と企業家;ウッジ近代社会の形成と企業家)
結語
著者等紹介
藤井和夫[フジイカズオ]
1950年生まれ。関西学院大学経済学部、同大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。1978‐80年、1994年、2016年ポーランドに留学。1990年経済学博士(関西学院大学)。関西学院大学経済学部教授を務め、現在は関西学院大学名誉教授。専門はポーランド経済史・経営史。日本ポーランド協会関西センター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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