出版社内容情報
将来にわたる日本の財政・社会保障制度の持続可能性を確保するために活用が期待される世代会計の有効性を検証する。
はしがき
序 章 本書の問題意識と各章の概要
1 日本の少子高齢化の状況
2 日本の財政状況
3 シルバー民主主義と世代会計の重要性
4 全体の構成と各章の概要
第1章 世代会計の手法面の展開と類型
1 はじめに
2 コトリコフが提唱した世代会計
3 OLGモデル
4 世代会計の手法面の展開と類型
5 先行研究の前提の置き方
6 世代会計の手法の問題点と改善の方向性
7 おわりに
第2章 世代会計の基本推計
1 はじめに
2 世代会計の手法
3 本章推計のデータおよび手法
4 推計結果
5 おわりに
第3章 世代会計における受益・負担の世代間分配手法の
頑健性の検証
1 はじめに
2 世代間の受益・負担の分配データ
3 世代会計の推計
4 個人ベースの分配データへの変更
5 法人税負担の帰着の変更
6 所得税の累進構造の反映
7 おわりに
第4章 遺産を考慮した世代間格差の分析
1 はじめに
2 遺産の影響の分析手法
3 推計結果
4 おわりに
第5章 財政危機を考慮した世代会計の分析
1 はじめに
2 先行研究と本章の位置づけ
3 財政危機の時期の分析手法
4 財政危機に関する想定
5 推計結果
6 おわりに
補 章 日本の財政危機の時期─多様な貯蓄の推計による頑健性の検証
1 はじめに
2 Hoshi and Ito (2014)をベースとした基本推計
3 基本推計の結果
4 頑健性の検証
5 おわりに
終 章
1 はじめに
2 各章のまとめ
3 政策のあり方
参考文献
索 引
水谷 剛[ミズタニ ツヨシ]
著・文・その他
目次
序章 本書の問題意識と各章の概要
第1章 世代会計の手法面の展開と類型
第2章 世代会計の基本推計
第3章 世代会計における受益・負担の世代間分配手法の頑健性の検証
第4章 遺産を考慮した世代間格差の分析
第5章 財政危機を考慮した世代会計の分析
補章 日本の財政危機の時期―多様な貯蓄の推計による頑健性の検証
終章
著者等紹介
水谷剛[ミズタニツヨシ]
1995年大阪大学経済学部卒業。同年大蔵省(現財務省)入省後、財務省、金融庁、内閣府、ジェトロロサンゼルスセンター、滋賀大学経済学部准教授、湖南市総合政策部理事等を歴任。英エセックス大学修士(経済学)、英ウォーリック大学修士(経済・ファイナンス)、関西学院大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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