目次
序文 日本社会とエスニシティ
第1部 エスニシティ概念の現代的位相(エスニシティは変容する―アメリカ合衆国におけるエスニシティ論の射程;「ナショナリズムとエスニシティ」再考―ヨーロッパの「エスニック化」の文脈から;トランスナショナリズムとコロニアリズム―現代エスニシティ論を起点にして;「アバター活動家」と「新ボアーズ学派」―グローカルな文化の違いに敏感であることの価値とは?)
第2部 エスニシティ変容の諸相(エスニシティ変容のメカニズム―日系アメリカ人による文学・映像作品を題材に;日系アメリカ人組織の変遷と「相互扶助」の意味を問う―1885~1942年を中心に;日系中南米人(JLA)補償に問われる「正義」―ミチ・ウェグリンの活動に端を発して
ブラジル韓人コミュニティの発生とその変容―三期の移民の融合と葛藤を中心に
ビクトリアの球戯とバンクーバーの達磨落とし―20世紀初頭のカナダにおける日本庭園の模索)