内容説明
株価の上昇に体現される全社レベルの価値の創出ないしは長期的な成長に対する貢献の最大化が求められる部門経営を最も効率的・効果的に相乗効果の発現へと至らしめる包括的・多面的な価値創造・業績管理ツールとしてのVBM対応部門業績評価システムのビジョンを、業績尺度・指標ならびに業績の測定フレームワーク・評価システムの系譜の回顧における考察と実態調査に基づく経験的な検証を踏まえて提唱する。
目次
第1章 研究の目的とフレームワーク
第2章 企業価値評価法のVBM・部門経営との整合性の検討
第3章 事業部価値創造のための業績評価システムの検討
第4章 VBM環境下における事業のライフサイクル・ステージと業績評価システムの関係性に関する実証的研究
第5章 VBM環境下における分権的組織の形態と業績評価システムの関係性145
第6章 むすび―要約と今後の課題
著者等紹介
徳崎進[トクサキススム]
関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。1956年生まれ。関西学院大学商学部卒業(商学士)。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(公共経営学修士/MPA)。博士(経営学)甲南大学。米国公認管理会計士(CMA)・米国公認財務管理士(CFM)。ビッグ3会計事務所、日米欧大企業・金融機関の管理職を歴任し、ベンチャー企業の育成に関与した後に、教育・研究活動に専念。戦略的財務管理をテーマに、アカウンティングスクール、ビジネススクール、博士課程後期課程で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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