内容説明
市場規模200兆円。急成長するイスラム市場への参入に不可欠な「ハラル」とは何か?現在16億人のイスラム人口が抱える需要やビジネスの可能性が1冊でわかる!メーカー、飲食店、ホテルに求められるムスリム対応。
目次
第1章 日本だけが出遅れている巨大マーケット(海外には、これほどの巨大マーケットがいまだに存在している;マレーシアで日本の存在の薄さを痛感! ほか)
第2章 ハラルって何?ハラル認証とは?(そもそも「ハラル」とはなにか?;ハラルな食材、ハラルではない食材 ほか)
第3章 ハラルビジネス戦略(私たち「HCP」から見たハラルビジネスの可能性;HCP6つの利点 ほか)
第4章 ハラル・ハブ・マレーシアはこう攻めろ~アウトバウンド戦略~(アウトバウンド戦略に見る、参入しやすい商品とは?;マレーシア人の国民性 ほか)
第5章 急速に需要が高まる国際対応~インバウンド戦略~(インバウンド戦略の中で特に注目は観光業界;ムスリムが好む日本食 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかしくん。
17
今後のビジネスチャンスの宝庫として、注目されている「ハラル」(=健全な商品や活動を指すイスラム教の教えの総称)ですが、私の「多くの日本人」同様イスラム教への偏見は否定できません。本書は、その偏見を様々な角度から解きほぐし、かつ、「ハラル認証」を得るための入門書的な位置づけかと思います。マレーシアに偏っているところは否めません。それでも、例えば「ブルネイが石油・天然ガスで実はとても豊かな国」「新横浜のラーメン博物館はムスリム対応の好事例の一つ」等、初めて知ったことも多かったです。2014/09/05
わたなべたけし
7
成長著しい東南アジア。 そこでビジネスをする上で避けて通る事の出来ないイスラム教。本書はハラルに関する基礎知識の習得、そして、今後どうすべきかの示唆を与えてくれる内容。 グローバルでビジネスを考える上で、島国であり、単一民族国家である日本人にとって不利な点は多い。しかし、何をすべきかは明確であり、後は意識次第。その意味からも本書で提案されているマレーシアにまずはどう取り組むか?この重要性がよく理解できた。2013/12/15
だまし売りNo
3
日本では東急ホテルズ食材偽装事件など食品の表示を偽る事件が起きている。そのようなことをハラル食品で行ったならば企業にとって致命的である。その意味で日本企業がハラルビジネスに取り組むことは、日本の消費者にとっても良い効果をもたらすだろう。 2019/05/17
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/09/05
Humbaba
1
ハラルの認証を取ることは、簡単なことではない。しかし、イスラムに商売をしようと思えば、それは必要不可欠なことでもある。また、簡単に認証が取れないということは、ライバルが参入しにくいというメリットであるとも考えられる。イスラムという至上が大きいからこそ、挑戦する価値はある。2014/05/15