目次
序章 “合法性”における正当性と剥き出しの生―ジョルジョ・アガンベンとシェルドン・ウォリンとの対話
第1章 「シュミット問題」が投げかけるもの―「歴史学」の一つとしての政治思想史研究をめぐる一考察
第2章 “合法性”をめぐる二つの次元―法と政治の間についての一試論
補論 “合法性”の空洞化―一九二〇年代のドイツにおける経済の独占化過程と議会外立法様式
第3章 “合法性”と“状況適合的擬似合法性”の間―「パーペン・クーデター」事件から「国事裁判」へ
第4章 「プロイセン対ライヒ」裁判におけるカール・シュミットとヘルマン・ヘラー―法廷での対決をめぐって
第5章 「プロイセン対ライヒ」裁判での「弁論」の背景をなす議論連環―シュミットの「独立した権限規範」とヘラーの「政治的意図」をめぐって
著者等紹介
〓橋愛子[タカハシアイコ]
聖学院大学政治経済学部教授。専門は政治学、政治思想史。国際基督教大学大学院前期課程修了(行政学修士)、同課程在籍中ドイツ・ミュンスター大学政治学部留学、国際基督教大学大学院後期課程修了(学術博士)。弁護士故中平健吉秘書、元衆議院議員竹村康子秘書、国際基督教大学社会科学研究所助手、恵泉女学園大学非常勤講師、聖学院大学准教授等を経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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