応用政治哲学―方法論の探究

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  • サイズ A5判/ページ数 320,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862580962
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C3031

目次

第1部 政治哲学の方法(科学と哲学―何が共通で何が異なるか;分析的政治哲学の系譜論;現代政治哲学の方法)
第2部 政治哲学の応用(理想と現実―政治哲学における「現実」の位置づけ;理論と実践―実行可能性問題の検討;哲学と政治―政治哲学研究の社会的役割)
第3部 応用政治哲学の諸相(平等論と教育政策への応用;現実主義/平和主義理論における理想と現実;政治理論としての功利主義の耐久性)
論証のモデルと事例

著者等紹介

松元雅和[マツモトマサカズ]
1978年4月東京都に生まれる。英国ヨーク大学大学院政治学研究科政治哲学専攻修士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。現在、関西大学政策創造学部准教授。2011年日本倫理学会和辻賞(論文部門)受賞、2012年政治思想学会研究奨励賞・社会思想史学会研究奨励賞受賞、2014年第35回石橋湛山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inu

2
本書の元となる論文はいくつか読んでいたので後回しにしていたがもっと早く読んでおけばよかった。面白い。 個人的には「応用」部分である三部よりも副題である「方法」部分の方が興味深く読めた。2020/07/12

すずき

2
以前理想理論/非理想理論についてG.A.コーエンに関わる章だけ読んでいたが、今回初めて通読した。Chごとに独立したテーマを扱っているので興味を持った章から読んで行くのもありだと思う。応用政治哲学というタイトルにも表れている通り、理想理論であろうと、非理想理論であろうと、政治哲学の理論が何らかの形で実践的に役に立つことを目指さなければならない(指令的でなければならない)という筆者の姿勢を感じた(特に9章の功利主義についての記述)。4章・5章はG.A.コーエンについて知る入口になった。2018/06/01

2
政治哲学の考え方、方法論がよくまとまった良書。方法論だけに頼るのもよくないだろうが、これを知り、読む/書く際の手がかりにすることはやはり有益である。また、ロールズの“すごさ”をこれまでとは別の視点から知れたのもよかった。 こうした方法論を体系的に学べる場や本がもっとメジャーになればと思う。2016/08/10

bayashigrove84

1
理想/非理想理論を自分の議論にも導入したくて参照したけど、それ以外にも論証とレトリックの関係や、政策論への具体的な応用例など、面白かった。特に、位置財に関する水準低下の優先主義的擁護など。2021/08/25

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