内容説明
タイポグラフィを21年間にわたって教えてきた著者は本書の中で、タイポグラファが仕事を遂行する上で直面するフォルムの問題を取り上げる。そして、デザインの問題と密接に関連する技術的なプロセスについて説明する。事例として掲載されている作品群は、著者本人によるもの、およびその学生たちがその訓練課程のなかで制作したものだ。本書は全19章にわたって、タイポグラファがその目的遂行に向けて素材を取り扱うためのさまざまな方法論と数々の有用な提案を紹介している。
著者等紹介
ルーダー,エミール[ルーダー,エミール] [Ruder,Emil]
1914年チューリッヒ生まれ。植字工としての訓練を積んだ後、パリに留学。その後、チューリッヒ工芸学校で学ぶ。1942年からバーゼル工芸専門学校で教鞭を執り、アーミン・ホフマンらとともに行った独創的な教育活動のもとに多くの教え子を輩出した。また、スイスの印刷専門誌『TM』への寄稿を通じ、同時代のタイポグラファ、デザイナーに強い影響を及ぼした。1967年に発表した主著『タイポグラフィ』は今なお多くの読者に読み継がれている。1970年死去
シュミット,ヘルムート[シュミット,ヘルムート] [Schmid,Helmut]
1942年オーストリア生まれ。スイスのバーゼル工芸専門学校でエミール・ルーダーのもとでタイポグラフィを学ぶ。1960年代より欧米各地および日本で活動。1977年以降は大阪を拠点にして活動を続けた。長年にわたって執筆、出版、教育にも精力的にかかわり、主著『タイポグラフィ・トゥデイ』はデザイン書の古典として知られている。日本での主な仕事に大塚製薬「ポカリスエット」、資生堂「MAQuillAGE」、IPSAのロゴデザインなどがある。2018年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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