内容説明
地方都市の保健師として自ら30年の体験を語る。さらに新人からベテランまで12人の語り部たちとの対話を通じて保健師の社会的役割と仕事を通しての能力形成の方向をさぐる。医療・看護・保健・福祉・教育の世界を連携できる新しい健康づくりコーディネーターの本髄に迫る!
目次
第1章 保健師のはたらき―地域の活動体験に学ぶ(ベテラン・中堅・若手保健師12人の“語り”;保健師が自覚する社会的役割―6つの機能(はたらき))
第2章 国民の健康をまもる保健衛生の思想と制度(わが国近代における保健衛生制度と人材育成;21世紀の健康と保健活動へ諸提案に学ぶ)
第3章 保健活動の広がりと持続的な職能発達(現在の保健師能力の形成で問われること;保健師の専門性はどのように伸ばされるか;これからの保健師の役割・専門性とは;保健師の能力形成のための支援システム)
著者等紹介
高尾茂子[タカオシゲコ]
1957年岡山県生まれ。1979年岡山県公衆衛生看護専門学校卒業。岡山県川上町役場(現在高梁市役所)に保健師として30年間勤務。高齢化率40%を超える町において保健医療福祉教育の連携により、住民主体の町づくりや高齢者の在宅支援システムに取組む。2010年関西福祉大学看護学部講師就任。2013年関西福祉大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。2014年吉備国際大学保健医療福祉学部看護学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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