戦争の哲学―自由・理念・講和

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戦争の哲学―自由・理念・講和

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861633676
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「世界政策を推進する強力な中央は、公然の戦争あるいは不可視の戦争にパルチザンを動員し、とはいえ、ときに切り捨てる」(C・シュミット)。生まれ育った場所に根づくパルチザンではない、グローバル・パルチザンのことである。その彼ら彼女らは、シロアリのように侵入して国家や地域社会を蝕み、家庭をも蝕む。富や命、名を奪い、子までを奪う。……これは、ナチス親衛隊の「全体主義」から「テロとの戦い」へと連なる政治的系譜の一齣ではなかったか。本書はその系譜に抗して、戦争は正規兵がなすべき、ささやかでも講和を重ねるべきことを論じた。

序章 憑依された英雄と近代的人間
一章 全体主義から自由へ〈1〉意味への問い
二章 全体主義から自由へ〈2〉一と多への問い
三章 全体主義から自由へ〈3〉アイヒマン再考
四章 ハイデガー、ウォルトン、アリストテレス
五章 カント主義者クラウゼヴィッツ〈1〉『戦争論』のホ―リズム
六章 カント主義者クラウゼヴィッツ〈2〉戦争内存在と政治内存在
終章 生きている『戦争論』

内容説明

全体主義を崩す人間的自由、全体主義に執着の恣意的自由、そのあいだで国家は講和できるのか?戦争と政治の図式的地平を開くアスペクトの閃き、それに導かれた哲学者・指導者たちの理念と言葉を検証する。

目次

序章 憑依された英雄と近代的人間
1章 全体主義から自由へ(1)―意味への問い
2章 全体主義から自由へ(2)―一と多への問い
3章 全体主義から自由へ(3)―アイヒマン再考
4章 ハイデガー、ウォルトン、アリストテレス
5章 カント主義者クラウゼヴィッツ(1)―『戦争論』のホーリズム
6章 カント主義者クラウゼヴィッツ(2)―戦争内存在と政治内存在
終章 生きている『戦争論』

著者等紹介

横地徳広[ヨコチノリヒロ]
弘前大学人文学部教員。東北大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまやま

11
全体主義VS自由という構図でナチスを語るが、昨今のウクライナでの戦争勃発前に出版されたため、もし刊行が最近だったならば、現在のロシアは全体主義なのかという点で議論は続いたであろう。戦争において個人の行為はどういう位置づけになるか、アイヒマンを再考し、才覚の無さと感性の凡庸さから来た収容所の残酷な結末が、(ナチス的)思考が定言命法となっていた社会状況からもたらされるという結論は、若干はぐらかされた感もあった。クラウゼヴィッツを引き合いで講和論を考えるのは興味深く、パルチザンという戦い方の思考の限界も感じる。2022/07/07

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