内容説明
指向性あるいは心的指示。「指向性」概念の根をアリストテレス以来の哲学史の中に探り、現象学の「根源」問題を捉える。
目次
第1部 内容理論の歴史(序論;アリストテレスからオッカムまでの指向性;経験論とその批判者;ブレンターノと指向性の復活;トワルドフスキーの対象理論;マイノングの対象理論;内容理論:フレーゲとフッサール;要約と結論)
第2部 いくつかの特別な論題(知覚の指向性;射映と地平;De Re作用の問題;情動の指向性)
著者等紹介
木下喬[キノシタタカシ]
1947年仙台市生まれ。1970年東北大学文学部卒業、1975年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1975年東北大学文学部哲学講座助手、1978年3月富山大学人文学部講師助教授、1979年10月同助教授、1993年10月富山大学人文学部教授、2011年3月富山大学退職。2018年6月23日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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