現象学入門―歴史的観点から

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  • サイズ A5判/ページ数 194p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861633379
  • NDC分類 116.7
  • Cコード C3010

内容説明

指向性あるいは心的指示。「指向性」概念の根をアリストテレス以来の哲学史の中に探り、現象学の「根源」問題を捉える。

目次

第1部 内容理論の歴史(序論;アリストテレスからオッカムまでの指向性;経験論とその批判者;ブレンターノと指向性の復活;トワルドフスキーの対象理論;マイノングの対象理論;内容理論:フレーゲとフッサール;要約と結論)
第2部 いくつかの特別な論題(知覚の指向性;射映と地平;De Re作用の問題;情動の指向性)

著者等紹介

木下喬[キノシタタカシ]
1947年仙台市生まれ。1970年東北大学文学部卒業、1975年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1975年東北大学文学部哲学講座助手、1978年3月富山大学人文学部講師助教授、1979年10月同助教授、1993年10月富山大学人文学部教授、2011年3月富山大学退職。2018年6月23日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まあい

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指向性(intentionality)概念の歴史をアリストテレスやスコラ哲学、トワルドフスキーやマイノングなどを経由しながら解説する。また知覚や情動の指向性について検討したり、de re作用についてラッセルとフッサールを比較検討したりと、一般的な現象学入門では扱われないトピックが取り上げられている。オーソドックスな入門書を読んだ後に、指向性概念について掘り下げたいと思った人には非常にオススメ。他の入門書を補うものとして勉強になる。2021/06/28

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