内容説明
武士教訓の特質とは―定説化された士道・武士道論の枠組みに飛び込み、そこからの脱却をはかる意欲的論考―
目次
第1部 山鹿素行(武教への道―山鹿素行の修養論;山鹿素行の職分論再考;山鹿素行の旧臣観;山鹿素行の教化論―『武教小学』・『山鹿語類』の差異を中心に;山鹿素行の「民兵」育成論―「農」から「士」へ)
第2部 大道寺友山(大道寺友山『武道初心集』考;高田法古謄写本『武道初心集』再考;大道寺友山の士道論)
著者等紹介
中嶋英介[ナカジマエイスケ]
1977年生まれ、兵庫県出身。東海大学文学部卒業・茨城大学大学院人文科学研究科修了。2012年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。蘭州大学(中国・甘粛省)外籍教師、国文学研究資料館客員研究員を経て、西安外国語大学(中国・陝西省)日本文化経済学院副教授。専門:近世日本思想史・近世武士道論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。