出版社内容情報
唯一無二の思想をもって社会に対峙した与謝野晶子と平塚らいてう。二人の思想家を通して考える、私生活それ自体の政治思想史。今日において、「私生活」を生きる個々人とは、どのように政治や社会との建設的で現実的な関係性を持ち得るのだろうか。その是非はさておき、まずは「私」として「生活」に生きる個人そのものを考えることが必要だろう。かくして本書が問題とするのは、私生活と政治(私/公)の関係史ではなく、私生活それ自体の政治思想史である。
序論
前篇 与謝野晶子篇
第一章 自己の選択
第二章 いかにも「私」的な個人と国家
第三章 個人の倫理的独立ー母性保護論争再考
後篇 平塚らいてぅ篇
第四章 何者でもない者、何者かでありたい者
第五章 連帯の思想ー青鞜社から新婦人協会へ
第六章 「消費組合我等の家」考
結論
小嶋 翔[コジマ ショウ]
著・文・その他
内容説明
今日において、「私生活」を生きる個々人とは、どのように政治や社会との建設的で現実的な関係性を持ち得るのだろうか。その是非はさておき、まずは「私」として「生活」に生きる個人そのものを考えることが必要だろう。かくして本書が問題とするのは、私生活と政治(私/公)の関係史ではなく、私生活それ自体の政治思想史である。
目次
前篇 与謝野晶子篇(自己の選択;いかにも「私」的な個人と国家;個人の倫理的独立―母性保護論争再考)
後篇 平塚らいてう篇(何者でもない者、何者かでありたい者;連帯の思想―青鞜社から新婦人協会へ;「消費組合我等の家」考)
著者等紹介
小嶋翔[コジマショウ]
1984年、東京都生まれ。2014年、東北大学大学院博士課程後期修了。博士(文学)。吉野作造記念館(NPO法人古川学人指定管理)事業企画・研究部主任、尚絅学院大学総合人間学部非常勤講師。専門は日本近代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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