内容説明
「新共通テスト」が抱える課題とは何か?研究者、高校現場、諸外国の事例から検討する。十分な検証がなされないまま大学入試センター試験が廃止され、新たな共通テストが実施されようとしている。これまでの大学入試の制度改革を多面的に検討し、その影響を問う。
目次
本書の構成
第1部 センター試験と新共通テスト(大学入試センター試験の現状と課題―共通試験のあり方をめぐって;大学入試制度改革の論理―大学入試センター試験はなぜ廃止の危機に至ったのか;共通試験に求められるものと新テスト構想)
第2部 高校現場から見たセンター試験(センター試験を「受け止めて」―高校の教員として 受験者の保護者として;高校現場は大学入試センター試験とどう向き合ってきたか―地方公立高校のこれまでとこれから;高校から見た大学入試)
第3部 海外における共通試験(米国におけるSATの改革と入試研究;韓国における大学入試の多様化とその後;中国の全国統一入試―総合試験と記述式問題を焦点にして)