出版社内容情報
中世を通じて様々に論じられてきた、「神の似像論」。この問題について優れた洞察力を示したトマス・アクィナスの思考を解明する。中世を通じて様々に論じられてきた、「神の似像論」。この問題について優れた洞察力を示したトマス・アクィナスの思考を解明する。
三谷 鳩子[ミタニ ヤスコ]
内容説明
人間が「神の似像」であるとはどういう意味においてであろうか。これを解明することは、人間というものを研究する上で極めて有意義なことと思われる。
目次
序章
第1章 トマスの『命題集註解』における「似像」の定義
第2章 トマスの『真理論』における神の似像
第3章 言葉と愛の発出の根源
第4章 トマスの『神学大全』における「似像」の定義
第5章 自己認識の問題
第6章 トマスの恩寵論における「ハビトゥス」概念
著者等紹介
三谷鳩子[ミタニヤスコ]
1946年京都市生まれ。1968年聖心女子大学外国語外国文学科英文学科卒業。1974年米国シカゴ・ロヨラ大学大学院神学研究科中退。1995年東北大学大学院国際文化研究科博士課程前期2年の課程修了。2007年東北大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。2000年仙台白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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