内容説明
葉緑体の“能動的な動き”とは?―1908年にドイツで出版された植物科学の名著、待望の日本語訳―
目次
1 葉緑体の形態変化
2 葉緑体の転位
3 葉緑体の形態と配置が植物の色合いに与える影響
4 葉緑体の形態変化と転位の生物学的意義
5 総合考察
付録 生きている植物細胞での光の屈折
著者等紹介
ゼン,グスタフ[ゼン,グスタフ] [Senn,Gustav]
1875年11月9日バーゼルで生まれた。1894年からノイエンブルクのアカデミーで自然科学、特に植物学を学び、1895年からバーゼル大学に進学。同大学において1898年博士の学位、1901年に教授資格(Habilitation)取得。1908年に准教授に昇格、1912年バーゼル大学植物学教授となり、1920‐21年には学長に着任。1924‐25年イギリス、特にケンブリッジ大学の客員教授。1921‐24年にスイス植物学会会長、1921年からスイス医学自然科学史学会の発起人、並びに1935年から会長に就任した
片岡博尚[カタオカヒロナオ]
1947年2月1日滋賀県甲賀市(現)生まれ。1969年神戸大学理学部生物学科卒業、1975年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。日本学術振興会奨励研究員、東北大学農学研究所教務職員、助手等を経て1993年東北大学遺伝生態研究センター助教授、2010年東北大学大学院生命科学研究科准教授を定年退職後、東北大学植物園協力研究員(無給)として現在に至る。2007年共同研究者たちとオクロファイト特有の青色光受容体オーレオクロムを発見(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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