内容説明
政党主義南部vs国民主義津軽。対峙を宿命づけられた青年2人の共感と決断。
目次
第1部 明治初年の社会的状況と青年たち(日本ナショナリズムと旧藩;明治啓蒙主義の内面化―“士族の超越”;司法省法学校「放廃社」にみる結社と個人)
第2部 原敬の思想形成―あるいは「多元的日本国民観」の成立(福沢諭吉の二大政党制・議院内閣制理論の受容;近代日本における「多民族国家」的日本観の起源)
第3部 陸羯南の思想形成―あるいは「一元的日本国民観」の成立(帰郷体験と“旧藩の超越”;「国民主義」の誕生―その「東北」論から)
著者等紹介
鈴木啓孝[スズキヒロタカ]
1977年、静岡県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期三年の課程修了。博士(文学)。現在、東義大学校(韓国)人文大学日語日文学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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