内容説明
高校授業・大学入試を活用し、書く能力の育成を目指す。実践例と成果から明らかになる「書く力」の本質とは?国語の授業や大学入試の小論文対策によって培われる、高校生の文章力。現場で成果をあげる指導法や評価する側の要点分析をとおし、文章力の基盤となる「対話力」の養成を探る論考の集成。
目次
第1部 大学から見える高校生の「書く力」(高校・大学の双方で育てたい「書く力」;阿部次郎記念賞を通して見た高校生の作文力)
第2部 高校における「書く力」育成のために(高等学校国語科における書くことの指導―指導の現状、及び、生徒の「書く力」を伸ばすための指導の視点;小論文指導+α;文理を超えた「書く力」の育成に向けて―SSHで触れる文章)
第3部 大学入試と「書く力」(討議;中国における「書く力」の養成―大学入試における作文問題を中心に;達成度テストと大学入試センター試験)
おわりに 総括と展望―「書く力」をめぐって