内容説明
高校の「教育的営為の根幹」とは何か?その中で、大学入試はどんな「役割」を与えられているのか?“隠れたカリキュラム”あるいは“潜在的なカリキュラム”として見え隠れする「全人教育」をキーワードに、多様化する現在の高等学校教育と大学入試制度の相互関係を深く考察する。
目次
第1部 大学受験の教育的意義―主として大学側の視点から(大学入試の多様化と進路選択・進路指導;受験生心理からみる大学入試;高校教育と大学入試の関係性をどう捉えるか―キーワードとしての「全人教育」)
第2部 大学受験の教育的意義―主として高校側の視点から(地域拠点校としての進路指導の在り方;科学技術高校に向けた継続教育の充実;東日本大震災被災校の奮闘―困難の克服と日常の回復に向けて ほか)
第3部 「受験は団体戦」なのか?(討議;変わりゆく教育環境の中で、問われる大学入試)