内容説明
トナカイとラクダが身近にいる暮らしはどのようなものなのだろうか?ラクダ牧畜民ガブラの生業文化と社会、トナカイ牧畜民エヴェンの生業文化と技術。
目次
まえがき―わかりやすくいさぎよい民族誌をめざして
1 ラクダ牧畜民ガブラの生業文化と社会(曽我亨)(ラクダの来た道;アフリカの牧畜民の分布;東アフリカの牧畜民;ラクダ牧畜民ガブラの生業文化;家畜が結ぶガブラ社会;長男支配のガブラ社会;国家に包摂される牧畜社会)
2 トナカイ牧畜民エヴェンの生業文化と技術(高倉浩樹)(アジアとしてのシベリア;シベリアのトナカイ;ヒト=トナカイ関係;エヴェン人のトナカイ牧畜;社会主義を経験したトナカイ牧畜民)
希望としての生業―脱稿のあとに
著者等紹介
高倉浩樹[タカクラヒロキ]
東北大学東北アジア研究センター准教授。1968年生まれ。専攻は社会人類学。ロシア・シベリアを主なフィールドとして、先住民である狩猟牧畜民の生業、社会主義の影響、民族間関係、応用映像人類学の研究を行っている
曽我亨[ソガトオル]
弘前大学人文学部教授。1964年生まれ。専攻は生態人類学。アフリカのケニアとエチオピアをフィールドとして、ラクダ牧畜民の生業、民族間関係、紛争、難民問題の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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