内容説明
東北大学衛星「雷神」開発のノウハウを中心に、多岐にわたるマイクロサット技術を丁寧に解説。超小型衛星開発を目指す技術者・学生必携の一冊。
目次
マイクロサットの目指すところ
マイクロサットの歴史と現状
マイクロサットの開発手順
各系の設計
システム試験
部品・材料選定
低価格化手法
電池のスクリーニングと充放電
マイクロサット特有の事項
地上システム
著者等紹介
吉田和哉[ヨシダカズヤ]
1986東京工業大学・機械物理(修)卒。東京工業大学助手、米国マサチューセッツ工科大学客員研究員、東北大学助教授を経て、2003より東北大学教授。工博。宇宙ロボット工学、宇宙探査工学の教育に従事。宇宙ロボットの技術実証である「おりひめ・ひこぼし(きく7号)」の軌道上実験に参加。SPRITE‐SATのプロジェクト・マネージャ、RISING‐2プロジェクトに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
73
2009年H-IIAロケット15号機。いぶき(GOSAT)。他6機あいのり。その一つ雷神SPRITE-SAT「環境に耐える品質保証を部品製造メーカに要求しても恐らく、とても手が回らないという理由で断られるであろう。かりに引き受けて貰っても、価格は跳ね上がり、またしても部品の進化に追随できないということになる。」「自らの手による環境試験で選別した民生用部品を積極的に用い、小規模の予算で頻繁にマイクロサットを打ち上げることである。これにより、宇宙に夢を持つ多くの若者に、先進的な仕事の場を与えることができる」2013/06/13
vinlandmbit
45
少し前の刊行ではありますがマイクロサット、キューブサットと呼ばれる小型人工衛星の開発について、各部ごとに入門ではあれば丁寧に記載頂いており非常に学び多い一冊です。2020/11/14