出版社内容情報
ミードの原典と史料をいっそう丹念に読むと同時に、シンボリック相互行為論と読書会の論理との接合をはかった研究書。
目次
はしがき 「身ぶり会話」考
第1部 自然・社会・自己―ミード社会理論の再検討(統合と連帯;パースペクティブの重層としての自然;生命活動の過程としての社会 ほか)
第2部 ミードとアメリカ社会学・心理学―社会心理学の生誕(実証主義と社会進化論―改革と科学と民主主義;ミードとアメリカ社会学;計算と習慣―W.ジェイムズにおける生理学的個人の意味転換 ほか)
第3部 ミードとアメリカ社会―革新主義から帝国と福祉のランデブーへ(「科学の方法」;「社会主義」とミード;セツルメントとシティ・クラブ―ミードの舞台 ほか)
むすび 再叙述―再帰的な市民実践に向けて
著者等紹介
徳川直人[トクガワナオヒト]
1961年生。1990年に東北大学大学院文学研究科博士課程(社会学専攻)を単位取得退学、北海道教育大学助手(教育学部釧路校)に着任。後に同校の講師、助教授。1998年、東北大学助教授(大学院情報科学研究科)に転任。2006年、東北大学より学位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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